昨年の新人王でMVPを獲得した奈良井翼。
次戦は6月5日(土)に大阪で亀田京之介との対戦が決まりトレーニングにも熱が入る。
スターロードの一歩目を踏み出そうとしている男に亀田を想定してもらいシャドーを披露してもらった。
体を振りながら様々なパンチを打つ
奈良井の特徴は、軽打以外の重いパンチもモーションが少ないことだ。
左と思ったら右、ボディと思ったらフック、など角度の違うバリエーション豊かなパンチが予想外のタイミングで飛んでくる。
深い懐を持つ亀田に対しては、距離を縮めて戦うのが定石だ。奈良井はフットワークを駆使して打ち込んでくるので、向かい合った相手も距離をとりにくい。
「相手の動きを見て打ったり、相手が来たところに合わせる感じです。」
懐に飛び込み、出どころの分からない重い打撃を与えることができれば試合を有利に進めることができそうだ。
「ベルトが欲しい。そこに到達するためにも目の前の試合に集中して必ずKOで勝ちたい」と意気込みは十分。
まずは亀田戦。KOで勝利して実力を証明したいところだ。
奈良井翼(ならい・つばさ)
大阪府大阪市出身、21歳、RK蒲田ボクシングファミリー所属、全日本スーパーフェザー級新人王MVP獲得。戦績は7戦7勝(6KO)。小学生からキックボクシングを始め、高校入学後にボクシングに転向した。
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