「シーズン序盤はコンディションが整わずに苦労しましたが、夏頃から手応えを感じていました。試合にコンスタントに出場するなか、日々、課題を持って取り組めたと思います。小さな積み重ねにより、できることが少しずつ増えたのかなと」
「来季以降もブレずに続けていくことが大事。自分の中で光明は見えています」
自負するのは、ハードワークとボールに絡んで攻撃のリズムをつくること。ゴール前に入っていく判断も良くなってきた。
「以前はどのようにゴールに絡んでいくのかジレンマを抱えていましたが、見えてきた部分もあります。今はキックの質改善にも取り組んでいます。まだ完璧にできているとは思っていませんが、自分のやるべきことは明確です。その課題をクリアできれば、自ずと数字もついてくると思います。自分が描く選手像に近づけるようにしたいです」
「リカルドはいかなる状況でも下を向かず、勝利のために最善を尽くす姿勢を崩さなかった。僕らプロは常に前を向いて、ベストを尽くさないといけない」
「来年、再来年にはクラブの顔となり、いずれはJリーグを代表するような選手になりたいと思っています」
(取材・文/杉園昌之)