イギリスのエリザベス女王が、現地時間で10日に開かれる英議会開会式を欠席することが明らかとなった。
9日、英国王室は、エリザベス女王が英議会開会式を欠席すると発表。その理由について、「一時的な移動の問題のため」だと、次のように説明している。
「女王は、移動するにあたり支障をきたしており、医師と相談した結果、不本意ながら明日の議会開会式への出席を見合わせることを決定しました」
「女王陛下の希望もあり、関係当局も同意の下、女王の代わりにはチャールズ皇太子がスピーチを読み、ウィリアム王子も出席します」
議会開会式では毎回、エリザベス女王が、政府の議題や導入したい法律を示す演説を行うのが恒例となっている。また、英国議会の3要素である貴族院、下院、女王が一体となる唯一の定例行事でもある。
エリザベス女王がこれまでに英議会開会式を欠席したのは、アンドリュー王子を妊娠していた1959年と、エドワード王子の出産直前であった1963年の2回のみ。
4月21日には96歳の誕生日を迎えたエリザベス女王だが、その前にはいくつものイベントへの出席をキャンセルしており、健康状態が心配されている。
MTV NEWS