カニエ・ウェストによる度重なる差別的発言やネットいじめを受け、ファッション・ライフスタイル雑誌の「VOGUE」が、Page Six誌を通し声明を発表。VOGUE、及び同誌の編集長であるアナ・ウィンターは、今後一切カニエと一緒に仕事をするつもりはないと断言した。
人気ミュージシャンとしてのキャリアだけでなく、最近はファッションデザイナーとしてアパレルブランドも手掛け多方面で活躍するカニエは、アナと長い付き合いを築いてきた。
2009年にはアナは初めてカニエを「METガラ」へ招待し、カニエがキム・カーダシアンと結婚した2014年には、夫婦そろってVOGUEの表紙を飾ったほどだ。
先月には、カニエのブランド「Yeezy」が発表した新しいサングラスのプロモーションで、アナはモデルを務めている。
しかし、今月に入りカニエがVOGUEの編集者ガブリエラ・カレファ=ジョンソンを中傷するような発言をSNS上で行ったこと、またこれに続き反ユダヤ的な発言を続けていることを受け、VOGUEの広報担当者はPage Six誌に対し、「VOGUE、及び同誌の編集長であるアナ・ウィンターは、今後一切カニエと一緒に仕事をするつもりはない」とコメントした。
さらに情報筋は同誌に対し、「アナは、カニエの発言や行動にウンザリしています」「彼女はVOGUEの社内で、カニエはもはや“身内”ではないと明言しています」と語ったという。
VOGUEに先立ち、カニエは長年数々のプロジェクトを共にしたデムナ・ヴァザリア率いるバレンシアガからも、「バレンシアガは、同アーティストとこれ以上の関係性はなく、今後のプロジェクトも一切行う予定はありません」と、手を切られている。
MTV NEWS