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【ベルマーレ】キレを磨く古林将太、リーグ再開とリモートマッチへの想い

ウォーミングアップで見せる楽しげな様子も調子を示すサインだろう。J1リーグ再開が2週間後に迫るなか、右サイドを担う古林将太のキレが増しているように映る(*動画左下、最初に鬼から逃げているのが古林)。

曰く、「徐々にスピードは上がってきている」。

振り返れば、昨季J1参入プレーオフ決定戦をまえに負傷離脱した。今季は別メニューからスタートし、地道にリハビリを重ねて復帰に至るも、時を同じくしてリーグが中断し、自身の開幕はお預けとなっている。

傷も癒え、晴れて迎える再開初戦、相手は一昨年まで在籍していた仙台に決まった。

「意識はしますが、平常心で戦いたい」

古林は古巣との一戦を見据える。

「コンディションは少しずつ上がってきているけど、まだまだ行ける。テレビ越しでもいいプレーをして、観てくれているひとになにかを届けられたらと思います」

リモートマッチによりスタジアムで観戦できないサポーターを思い、躍動を誓う。

古林将太(こばやし・しょうた)
神奈川県南足柄市出身、29歳、MF。ジュニアからトップチームへ駆け上がった生え抜き。

【隈元大吾のベルマーレ「海神の一撃」】

外部リンク

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【ベルマーレ】プロ3年目、ピッチに浮かぶ坂圭祐の自覚

J1リーグ再開まで20日を切った。対戦カードも決まり、周囲の期待感が増すなかで、ベルマーレは2度目のプレシーズンのごとく粛々と自分たちの戦いを磨いている。

プレシーズンと言えば、開幕前から昨季以前とは異なる風格を漂わせている選手がいる。DF坂圭祐だ。ゲーム中の的確な指示や声かけなど、その統率力は頼もしい。

「3年目ですしね」
にじみ出るリーダーシップについて、静かに口を開く。

「去年からだいぶメンバーが変わり、いままでの湘南のサッカーを知らない選手が多いなかで、僕や(岡本)拓也くんがチームの土台の部分を伝えていかなければいけない。これまでの自分たちのよさを継続しながら、敏さん(浮嶋敏監督)のもとで上積みをしていけば、もっといいチームになると思うので」


伝える、とひとくちに言っても、よくないプレーに対して単に指摘したり叱咤したりと仲間に要求するばかりではない。「気持ちは分かる、分かるよ」と言葉を添えるなど、こまやかな心配りが随所に散りばめられている。

相手に先んじて動き出し、球際に気持ちを込めて攻守に駆ける。ピッチに日々全力を傾け培ってきた「湘南スタイル」を変わらずに紡ぐべく、背番号4は後方からチームを支えている。

■坂圭祐(さか・けいすけ)
三重県四日市市出身、25歳、DF。自主トレ期間中は、「毎日欠かさずやることを意識しました」。

【隈元大吾のベルマーレ「海神の一撃」】

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【ベルマーレ】指宿洋史の前向きな声かけと今季への想い

選手たちの声が活発に行き交う。なかでも指宿洋史の前向きな声かけが印象的だ。強度の高いメニューに必死に食らいつく仲間を「素晴らしい!」と明るく盛り上げ、ゲーム形式の際には積極的に意見交換する。

「ようやく先も見えてきたので」
快い汗を額に光らせながら、指宿は言う。

「これまでは先が見えない状況のなかで練習していたので、みんないろいろと大変だったと思う。でもリーグ戦がいつ始まるかが分かり、ここからもう一度チームで一丸となって引き締めてやっていかなければいけない。気持ちを入れていこうという僕自身の意気込みと、みんなにスイッチを入れてもらいたいなという想いもあって、声を出すようにしています」

かつて千葉では年間9得点、新潟では同8得点を記し、また約5年間過ごしたスペインでは20得点をマークしたシーズンもある。それぞれカテゴリーの別はあれど、ストライカーとしてのポテンシャルは指揮官も認めるところだ。

だがベルマーレに加入1年目の昨季はリーグ戦1ゴールにとどまり、チームも残留争いに呑み込まれた。今季に傾ける想いは言うまでもない。
「チームとしても個人としても、去年は思うようなシーズンをまったく過ごせなかった。今年に懸ける意気込みは強くあります」

自主トレの賜物だろう、フィジカルコンディションはほぼ出来上がっているという。「あとは試合の感覚」。リーグの再開が待ち遠しい。

■指宿洋史(いぶすき・ひろし)
千葉県流山市出身、29歳、FW。4月に第一子(長女)が誕生した。

【隈元大吾のベルマーレ「海神の一撃」】

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【ベルマーレ】ふとした瞬間に表れる人柄と岩崎悠人の髪の色

相模川の下流域に位置する平塚市馬入の練習グラウンド。厚木基地が近いためか、練習中に飛行機やヘリコプターが上空を通ることもしばしばで、その音は会話が聞こえづらくなるほど。

練習後、グラウンドと記者室をオンラインで繋ぐリモート取材とタイミングが重なると、監督や選手の言葉もかき消されてしまいます。そんなときチームの皆さんは、通り過ぎるのを待ってくれたり、もう一度言い直してくれたりと、報道陣に気を使ってくれます。ありがたや。

先日も岩崎悠人選手に話を聞いていたところ、にわかに気配が近付いてきました。

「あ、すいません。飛行機が」

岩崎選手はそう言って音が過ぎ去るのをしばし待ち、話を再開しました。岩崎選手が謝ることはないよ~と思いつつ、ふとした瞬間に心優しい人柄が表れるなあと思ったものでした。

ちなみに岩崎選手、最近髪の色を変えました。曰く、「練習再開ということで、気合いを入れようかなと」。

これまでの明るい髪色からシックな印象に。一見すると黒のようですが、じつは違うそう。

「ベルマーレなので青を入れさせてもらいました」

チームも岩崎選手も意欲的にリスタートしています。

■岩崎悠人(いわさき・ゆうと)
滋賀県彦根市出身、21歳、FW。明日6月11日は22歳のバースデー!

【隈元大吾のベルマーレ「海神の一撃」】

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【ベルマーレ】ピッチに満ちる喜びと、全体練習へスムーズに移行できた理由

グラウンドに活気が満ちる。ベルマーレは6月2日、全体練習を開始した。

チームでのトレーニングは先週再開していたが、感染拡大予防のため、グループに分かれて密集を避け、接触プレーが生じないようメニューにも配慮がなされていた。

全体練習となったいまもドリンクを個別にし、練習前後のマスク着用を義務付けるなど変わらず細心の注意を払う。そのうえで、仲間とボールを追いかける喜びにピッチは明るい。

「久しぶりに顔を合わせた選手もいたので、みんなの顔を見ることができて素直にうれしかったですね」

背番号10を纏う山田直輝は声を弾ませた。

「全体トレーニングになり、少しずつ対人練習もできるようになったので、サッカーをやれている実感がある。いい汗をかいて、いい疲れを感じています」

グループ練習から1週間足らずで全体練習へと移行できた背景には、活動自粛期間中の選手たちの過ごし方もあるようだ。

「みんな自主トレに真面目に取り組んでいたので、フィジカルコンディションを上げていた」と浮嶋敏監督は言う。個々に粛々と重ねてきた準備が、全体練習へのスムーズな移行に繋がった。

今後は練習試合を組み込みつつ連係を深めていく。7月4日のJ1再開に向け、感染予防対策を講じながら着実に歩を進める。

【隈元大吾のベルマーレ「海神の一撃」】

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【ベルマーレ】お店を後押しする「エアフードパーク」。支援はお金だけにとどまらない

さまざまなフードやドリンクがサッカー観戦を彩る。常時20台以上のキッチンカーが軒を連ねるフードパークはベルマーレのホームゲームの名物だ。

だが新型コロナウイルスの感染拡大によりJリーグが延期となり、フードパークも中止を余儀なくされた。そこでクラブがいち早く着手したのが「エアフードパーク」だ。これはWebサービス「さきめし」を利用してフードパークのメニューを先に購入するというもの。飲食業界が苦境に立たされているいま、出店店舗を応援しようという取り組みである。

「なにかお手伝いできないかと思って」。フードパークを担当するフロントスタッフの風村ひかるさんが企画の経緯を語る。

「いまは人を集めるイベントができません。出店機会も限られているなかで、どうしようかと考えているときにオンラインの出店サービスを知りました」

先行きに不安を抱えるお店にとっても、エアフードパークは前向きな取り組みといえるだろう。「ありがたい試み」。本場インドのタンドール窯で焼くナンやバターチキンカレーが人気の「SITA」を営む湯舟達也さんは言う。

「終息が見えない、先が見えないことで経営者が削られるのはメンタルです。そんなとき、応援してくださる人の存在は気持ちの面で支えられる。へこたれても仕方がない、再開したときを目指して頑張ろうと思えました。再開したら日頃の感謝をあらためてかみしめながら食でお返ししたい」

「いつ再開するか分からない不安のなか、クラブがいろいろ考えてくれて感謝しています」。そう語るのは、オリジナルのホットドッグを1試合で約200食提供している「MYKONOS Kitchen」の石塚桂子さんだ。

「私たちはベルマーレに助けてもらってきたキッチンカーなので、再開したらサポーターやスタッフの方々に恩返しをしたい。自分たちのできることを考えて、また精いっぱいやらせていただければと思います」

さきめしによる支援金は4月末時点で60万円を超えた。「後押ししてくださる方が多く、感謝しています」と風村さんが語ったように、ベルマーレはこの取り組みを通じて、金銭的な支援だけでなくファン・サポーターの想いをそれぞれのお店に届けている。

なおJリーグは今後の方針を発表し、J1の再開は7月4日に、J2の再開とJ3の開幕は6月27日に決定した。最初は無観客での開催となる。エアフードパークは6月も継続される見込みだ。
【隈元大吾のベルマーレ「海神の一撃」】

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【ベルマーレ】コロナ禍だからこそのスカウト法、世界の窓口に

グラウンドに子どもたちの声が響かなくなって久しい。「寂しいですね」。湘南ベルマーレの下部組織を統括するアカデミーダイレクターの太田隆一さんは胸中を口にする。

「目標に向かって輝いている子どもたちの姿がどれだけ僕らの励みになっていたか。早くボールを蹴らせてあげたい」

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い下部組織も活動を自粛するなか、湘南は「BELLMARE DREAM BOX(ベルマーレドリームボックス)」を立ち上げた。

神奈川県内在住の小学5・6年生を対象にプレー動画を投稿してもらう、ベルマーレ独自のオンラインによるスカウト活動だ。

小学生年代の才能の発掘に携わり、これまで100人以上の選手をスカウトした実績を持つ太田さんは、子どもたちがこの時期にプレーできないことの意味を指摘する。

「とくに6年生は進路を決める大事なタイミング。我々もスカウトの場が失われて困っていたので、窓口をつくれば子どもたちがチャンスを掴めるのではないかと考えた」

「見えないところを見る」努力

オンラインスカウトの構想自体は以前より温めていたという。さっそく4月なかばに募集を始めると、投稿は日を追うごとに増した。5月には地域を日本全国に広げて第2弾を展開している。

「まず見るのはストロングポイントがあるかどうか」。太田さんは言う。

「プロになるには特長が必要。またウィークポイントはあるか、あれば改善が可能かどうか。その子が今後どうなっていくか、いまは見えないところも我々は見なければいけません」

「不合格はない」

アカデミーのコーチ陣は、ひとり最大60分に及ぶ動画を寝る間を惜しんで確認する。目に留まった選手には活動再開後にプレーをチェックする機会を設ける予定だ。また、たとえその場に招待されなかったとしても扉が閉ざされるわけではない。

「今回動画を送ってくれた子どもとベルマーレは確実に繋がります。繋がったことでこちらから見に行くこともあるかもしれない。だから、不合格はないんです」

世界に繋がる「窓口」として

世界的にも珍しいというこのオンラインスカウトを、将来的には通年で使用できるシステムとして確立したいという。

「世界に向けて窓口を開くことができたら」

そう今後を見据える太田さんは、なにより子どもたちのこれからに想いを馳せる。

「自分のプレーをダメ出しされるのは怖いもの。応募するのには勇気がいる。今回はうまくいかなかったとしても、自分から夢を掴みに行動を起こした経験は、今後も一歩踏み出すきっかけになると思います」

日常が戻ることを心待ちにしながら、まだ見ぬ才に光を照らす。ベルマーレが贈る「夢の箱」には、子どもたちの可能性が詰まっている。
【隈元大吾のベルマーレ「海神の一撃」】