10月上旬のある昼過ぎ、東京都内の一等地にある高級マンションに、帽子にショルダーバッグ、革のブーツを履いた男性と、スレンダーな女性が向かっていた。
このカップルは、「ゲスの極み乙女。」のボーカル・川谷絵音(32)と、モデルの松本愛(27)だ。肩がくっつくほどの距離で仲よく歩いている。近所でランチでもしてきたのか、2人とも手ぶらというラフなスタイルだ。
2人の“お泊まり愛”が報じられたのは2018年5月。その後順調に愛を育み、同棲を始めていたのだ。
「今年の夏ごろから、川谷さんと松本さんをお見かけします。ご一緒に住んでいるようで、いつも仲むつまじい様子で、マンションを出入りしていました」(近隣住民)
たしかに松本は、別の日にも“LOVE”と大きくプリントされたTシャツ姿で、慣れた様子で川谷が待つマンションへと入っていく。すっかり2人での暮らしが板についているようだ。
川谷といえば、2016年1月に報じられたベッキー(37)との“ゲス不倫”騒動で、日本中からバッシングを受けた。妻とも同年5月に離婚し、その年の9月には当時未成年だったタレントのほのかりん(25)との“飲酒疑惑”も浮上。一連の騒動で川谷が負った傷痕は、5年間なかなか癒えぬままだった――。
「ヒット曲『私以外私じゃないの』を引っさげて、『NHK紅白歌合戦』に初出場を果たした直後の不倫報道で、当時決まっていたタイアップ案件やドラマ主題歌はすべてご破産に。大手メーカーのCM契約もなくなってしまいました。
近年も、金額的にも高いタイアップ案件などはいいところまでいくが、なかなか決まらない。そのことに、川谷さんは悩んでいたと聞いています。
一方のベッキーさんも、好感度の高さでCMは業界屈指の本数を誇っていましたが、川谷さんとの騒動以降は激減。テレビの出演本数も少なくなってしまいました」(広告代理店関係者)
フィリピン人を母に持つ松本の大きな目は、どことなくベッキーを彷彿とさせるが――。
「松本さんとの熱愛が発覚した当時、“元カノ”ほのかりんさんの友人と報じられましたが、その後川谷さんはツイッターで、『俺の昔からの友達なのだけれど……』と元カノの友人であることは否定していました。川谷さんと松本さんの交際は順調で、『再婚も近い』と聞いています」(芸能プロダクション関係者)
“昔からの友達”である松本の存在が、傷痕を癒したのか。現在、川谷は「ゲス極」以外にも、「indigo la End」、小籔千豊(48)や新垣隆(51)、野性爆弾のくっきー!(45)らとのバンド「ジェニーハイ」など4つのバンドを掛け持ちし、ソロ活動も精力的だ。
■本誌直撃に照れながら…同棲を認めた
耐え忍ぶ長い冬を経て、少しずつ仕事が増えている川谷。10月某日、迎えの車を待っていた本人を直撃した。
――松本愛さんと同棲されていると聞いております。
「(照れながら)いやあ、アハハ」
本誌記者が差し出した名刺をしげしげと見つめながら――。
「『女性自身』さんですか……めずらしいですね。久しぶりにこういうの受けたんで、びっくりしました」
――2人ともお幸せに過ごしていらっしゃる?
「いやいや(笑)、僕ら、あんまり何にも言えないんですけど……」
――結婚のご予定は?
「いや、全然ないと思いますよ。僕、今は仕事を頑張らないといけないので……。なんかすみません」
――とはいえ、真面目にお付き合いしていて、川谷さんにとって松本さんは大切なお相手ということでよろしいのでしょうか?
「ハハハ。そんなふうに聞かれるとあれですけど。まあ、いまは仕事に集中しています。なんかわざわざ、僕なんかのためにありがとうございます」
終始“ゲスさ”は微塵もなく、丁寧に対応してくれた川谷は、車に乗り込み去っていった。松本愛の所属事務所に“同棲”や“結婚”について尋ねると、「プライベートのことは本人に任せております」と回答があった。
10月限定で、『スッキリ』(日本テレビ系)の木曜日エンタメコーナーのMCを務めることになった川谷。結婚に備えて仕事の幅を広げているのか――。
「トークのセンスも、じつはいいのです。先日、『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)に出演したときも、毒舌の有吉さんのベッキーイジりに嫌な顔をせずに返していました。今後、テレビで見る機会も増えていくと思いますよ」(キー局局員)
公私とも、「脱ゲス」の春を迎えつつあるようだ。