先日、人気歌手・LiSA(34)さんの夫で声優の鈴木達央さん(37)に不倫疑惑が浮上しました。LiSAさんの地方ライブ中に、鈴木さんが自宅へ不倫相手を招き入れていたと週刊文春で報じられたのです。
LiSAさんといえば主題歌を担当したアニメ「鬼滅の刃」が、歴代興行収入1位となる400億円を突破。また、2020年の日本レコード大賞を受賞。アニメシンガーという垣根を越え、今や多くの人から愛される歌手として活動しています。
夫である鈴木さんとは、2020年1月に入籍したばかり。新婚ホヤホヤだったなかでの不倫ということもあり、LiSAさんのメンタルを心配する声が集まっています。
もちろん「不倫はダメ」というのは言わずもがなですが、筆者は今回の報道を見ていて「特にダメ」と思う点がありました。それは“自宅に不倫相手を招き入れる”という行為です。
しかしホテル代をケチりたいのか、時間を節約したいのか……。不倫をする人のなかには、この“自宅招待を犯すバカ者”が決して少なくないのです。
今回は自宅招き入れがなぜ不倫のなかでも“絶対絶対タブー”なのかを説明するとともに、それ以外にも“ただの不倫よりもアウト率が高まるタブー行為”があることをご紹介します。
■「自宅に呼ぶ」は生活もプライドもぶち壊す行為
不倫とは、やってはいけない行為である。それは当然、知られたことです。ただなかでも日常と非日常の垣根を超えた不倫は、パートナーの心を深く傷つけます。そして、バレたときの修復をより難しいものにします。その代表が、不倫相手を自宅に招き入れる行為です。
たとえば夫の自宅招き入れが発覚した後、妻は“不倫相手に日常を見られ、侵入された”という事実に心をかき乱されます。またそういう節度のない判断をした夫に対しても、深く失望します。ただの不倫もダメですが、節度を守れなかった不倫というのはさらにダメなのです。
それなのに、不倫相手を自宅招待する人が一定数いるのはなぜなのでしょう。1つはホテル代や時間を節約出来るというメリットです。しかしそれ以上に実は、「家に呼ぶ」という行為には「不倫相手に対して、一定以上の信頼や好意を一発で示すことができる(勘違いさせられる)」というメリットがあります。
自宅に呼ぶということはそれだけで特別であり、相手からしたら「対応が雑でも自分は自宅に呼ばれるほどには信頼されている」といった考えを起こさせる効果があるということ。そこまでリスクを取るべきかという問題はあるものの、ハタから見ると愚かな行為にも当事者の間ではちゃんと理由があるのです。
■他にもあるぞ!された側をより絶望させる不倫中の行為
不倫というのは不貞行為そのものが相手を傷つけると同時に、そこに至る過程でパートナーのメンタルをズタボロにします。
プライドだったり築いてきた信頼だったり、倫理観への失望だったり。そういったものに触れる行為は、ただの不貞以上にされた側を悲しませます。ここでは、その代表である3つを紹介します。
・妻(夫)の虚偽の悪口が耳に入る
不倫をするため、相手に対して自分の都合の良い発言をしている方はよくいます。ただ不倫された側は、その発言を知ることで傷つくことになります。なかでも虚偽の悪口を不倫相手に話しているといったケースは、パートナーの心を深く傷つけます。また「こんなウソがつける人間だったのか」といった失望にもつながります。
・明らかに優劣を感じる扱いの差が分かる
例えば、クリスマスなどの記念日を不倫相手との時間に使う。パートナーには何もプレゼントがないのに、不倫相手にはプレゼントをしっかり贈っていた。こうした優劣を感じる扱いに直面すると、された側の心はポキっと折れます。
よく「不倫されても自分が1番である、帰ってくる場所が自分ならそれでいい」と話す人もいます。ただほとんどの不倫において、表面的に妻(夫)が1番に見えるような行為はありません。だからこそ不倫は不貞行為そのもの以上に、「自分よりも相手を大事にしていた証拠」が関係終了の決定打になるのです。
・共通の知り合いに手を出している
不倫された際、二重の傷つきを生むのが「不倫相手が夫婦共通の知り合いだったケース」です。された側はまず不倫の事実に傷つき、さらに共通の知り合いからも欺かれていたという事実に2度目のダメージを受けます。さらにそういった判断ができるパートナーだったという事実に直面し、「もうだめかも」といった結論に至るのです。
共通の知り合いと不倫に至るケースはけっこうあるので、こればかりは「気をつけましょう」としか言えません。ただ知っておいて欲しいのは“2人から欺かれていたという事実は、する側が思っている以上にされた側を傷つける”ということです。
■いちばんNGな不倫行動は……
自宅に呼ぶ。
パートナーの虚偽の悪口を言う。
優劣の差を感じさせる対応に出る。
共通の知り合いに手をだす。
ここまで不倫のなかでも特にダメな行為を4つ紹介してきました。そして最後にご紹介するのは、おそらくバレたら確実に離婚モノであろうというNG行為です。
それは、「不倫デートに子どもを同伴させること」です。
信じられないのですが、けっこうあるらしいのです……。日常に非日常を侵入させたという事実にされた側は傷つくわけですが、子どもがその被害者になっていた場合のキズはことのほか大きい。それだけでなく「子どもを守らなくては」といった発想になり、離婚を選ぶ人が多いようです。
時間がないからそうしたのか、それとも離婚したらいっしょになりたいから早い段階で子どもを会わせようと思ったのか定かではありません。ただとにかく子どもを巻き込む行為は、NG中のNG。「子どもはよくわかってない」と軽くとらえる方がいるならば、どうか考え直して欲しいです。
自宅に招く行為をはじめ、不倫のなかでも特にやったらヤバい行為を5つご紹介しました。
LiSAさんのメンタルが本当に心配ですが、鈴木さんはこれから不倫の代償をいろんなシーンで払っていくことでしょう。
なにより妻の勢いに乗っていっしょに成長できるチャンスを、夫がこんな形で使ってしまったのは残念としかいえません。
(文:おおしまりえ)