「2020年のてんちむの豊胸詐欺、2021年初めの(当時人気YouTuberの)ワタナベマホトの事件から、自分の配信の影響力が大きくなったと実感するようになりました。5年前からこのスタイルをひたすら続けたことで視聴者と信頼関係もでき『コレコレに相談すると解決する』という立ち位置になっているのかも」
「今の告発・暴露スタイルになる前は、迷惑系とまではいかないですが、突撃ネタなどもやっていて、とくに理想や目標は持っていなかった。今も悪を成敗するみたいな気持ちは皆無ですし、期待されても無理。ただ、相談者の声に真剣に耳を傾け対応することは心がけています」
「現在の年収は配信による純粋な収入のみで1億円以上。配信は完全にスタッフなしで、一人でやっています」
「ふだんから視聴者の悩み相談を受け付けるという配信スタイルでやっていて、真剣に悩みに答えているうちに、大きなネタが勝手に来るようになったんです。正直な話、記者のような取材は何もしません。ただ待っているだけでTwitterのDMにネタが来る状態です。
「自分が詳しくない専門的な分野に関して、配信中に弁護士や行政書士などの視聴者が、スパチャ(コメントを送れる投げ銭機能)で教えてくれるケースも多いです。自分だけで相談者を救うのではなく、みんなで協力して解決するというスタイルなんです」
「以前につき合いのあったYouTuberたちに、今は避けられているくらいですね。配信内容で訴えられることもよくありますが、そこは弁護士におまかせしていますから気にしていません。視聴者と僕がいれば配信は成立するので、人とのつき合いが減っても、リスクは感じないんです」
「真似してる人は増えてますね。ロンドンブーツ1号2号の田村淳さんの配信スタイルとか、観ていて正直自分そのままだと思いました。でもなんらかの規制がかからない限り、今の自分のようなスタイルは続いていくと思います。告発ができなくなるとしたら、文春さんやFLASHさんもなくなっている世界だと思うんです。そういった世界は訪れないと思います」
「超有名俳優のヤバい全裸写真を入手したので、その俳優名をダジャレにして匂わせたら、生配信中にその俳優とよく飲み歩いてるYouTuberから鬼電が来て、必死で止められました……。
コレコレ
1989年8月12日生まれ 広島県出身 著書『告発 誰も晒せなかったSNSのヤバすぎる闇』(宝島社)が発売中