奇跡の “救出劇” がアメリカから伝えられた。瓦礫の山と化した新居から「結婚指輪」を見つけ出したのだ。
10月11日、カリフォルニア州サンティーの住宅街に小型航空機が墜落し、パイロットなど2名が亡くなる悲惨な事故が起きた。
あたりは猛火に包まれ、昨年12月に結婚したばかりのキャンベル夫妻の新居を燃やしてしまった。家は5カ月前に購入したばかりだった。
事故当時、夫妻は2人とも仕事に出ていてケガはなかったが、新居は瓦礫の山になった。夫のコーディーさんは「気持ちの整理がつかなかった。どう表現していいのかわからない」と落胆する。
しかし、この直後、全米が注目する事態が起きた。
コーディーさんは食品関係の職についており、ふだん結婚指輪は自宅に保管している。その指輪が、瓦礫のなかから見つかったのだ。
「指輪をどこにしまっておいたか、覚えていたんだよ。だから、瓦礫のなかをかき分けて、指輪を置いてあった場所に行けたんだよ。そのあたりを友人や家族と一緒に探していたら、本当に見つかったんだ!」
ほかにも、結婚式当日に妻に送った手紙や、記念写真が見つかった。妻のコートニーさんは「私たちにとって、どれもかけがえのない宝物。これからもずっと大切にしていくわ」と喜びを語っている。
夫妻が、再び同じ場所で暮らしたいとクラウドファンディングを始めたところ、すでに500万円を超える支援が集まった。
コメント欄には、
《家が修築されるのを楽しみにしているよ!》
《つらい経験でしょうが、どうか前を向いてください》
など、激励の声が寄せられている。
「僕たちの人生でこれが “最悪” の出来事であってほしいよ」とコーディーさん。奇跡的に見つかった指輪のおかげで、2人の愛は深まった。今後、どんな困難も乗り越えていけることだろう。
写真・クラウドファンディングサイト
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