父が亡くなってすぐの頃、周囲の人たちから「今は気が張っているから大丈夫だけど、落ち着いた頃に寂しさや喪失感で落ち込みすぎないように注意して」と言われたのですが、父の死から5ヶ月。どうやらわたしにもそのときが来たようです。でも、わたしのそばにはマロたんがいます。
自由なマロたん
父が亡くなる夢を見ました。(とっくに亡くなっているのにおかなしなものですね。)夢の中で声をあげて子供のようにわんわん泣いていると、マロたんがわたしの顔をペロペロ舐めているのに気がついて目が覚めました。
あ、起きた
どうやら寝ながら泣いていたようです。その涙をマロたんが舐めていました。いつもはわたしが泣いていても知らん顔をしているし、人間の顔を舐めることも絶対にしないのに。
ツンデレの貴重なデレ日
わたしが目を覚ましたことに気づいたマロたんは、わたしの脇に鼻先を突っ込んで眠り始めました。最近はそんな風に寝ることは無くなっていたのですが、若い頃はよくそんな風に甘えて寝ていたのを思い出しました。
はーやれやれ
寝ながら泣く飼い主の姿に驚いたのかもしれません。「ごめんね、びっくりしたね」と、マロたんを撫でているうちに寝てしまい、気がついたら朝になっていました。悲しい夢を見たことなんてすっかり忘れていました。
マズル長め
心にぽっかり開いた穴にマロたんが鼻先を突っ込んで埋めてくれた気がします。でも、それってわたしの心は脇ってことになるんでしょうか。さて、わたしは一体なにを言っているのでしょうか。
飼い主に付き合いきれない顔
脇、じゃなくて心の穴から寂しさと後悔があふれそうになる時もあるのですが、そんな時はマロたんをぎゅうぎゅう抱きしめて、ため息をつかれて「なんでそんな嫌そうな顔するの」と笑っているうちに穴がふさがっていきます。
いてくれるだけでいい
大丈夫、わたしにはマロたんがいます。