「自分はそんなに人付き合いが得意なほうではないので珍しいんですけど、舜くんとはウマが合うというか、話をしていて無理している感じがしない。ラフな感じで話ができるんですよ」
「始動前の自主練にも舜くんはいたんですけど、そのときは(小泉)佳穂くんとよく一緒にいたんじゃなかったかな。同じ前育(前橋育英高校)だから、そりゃそうだよねって。そのあと、キャンプのバスの中でよく話すようになって。
「サッカーでうまくいってないとき、舜くんに話を聞いてもらいましたね。そこでもボケみたいな感じなんですけど、『安居さんなら大丈夫っしょ』みたいな(笑)。舜くんもなかなか出番が来なくて納得いってない様子でしたけど、ピッチ外のおちゃらけた感じとは違って、ピッチ内ではやるべきことをしっかりとやっている。純粋にサッカーを楽しんでいるように見えますね」
「海渡はゲームがめちゃくちゃうまいんですよ。『プロゲーマーか!』っていうくらいのレベルなので、対戦ゲームで味方だと心強いんですけど、敵だと面白くないんですよ(苦笑)」
「海渡は人前だと寡黙な雰囲気を出しますけど、ふたりになったらずっとふざけてくるし、実は面白いやつなんです。僕にとって、かわいい弟分という感じですね」
「でも、彼は僕に対してほとんどタメ口。同期みたいな感覚なんだと思いますよ(笑)」
(取材・文/飯尾篤史)