ミュージシャンのカニエ・ウェストが、インスタグラムから24時間限定でアカウントの使用を停止された。最近の、キム・カーダシアン、ピート・デヴィッドソンへの執拗な口撃に加え、コメディアン/政治評論家のトレバー・ノアに対し人種差別的な発言を行ったことがきっかけとなったようだ。
インスタグラムの運営会社Meta(旧Facebook)はPage Six誌に対し、カニエの最近の投稿は、同社のヘイトスピーチやハラスメント行為に関するポリシーに違反していたためにアカウントを一時差し押さえたと話している。これによりカニエは、24時間限定で、投稿を行ったりコメントをしたり、DMを送ることができなかった。
また同社は、カニエが今後もポリシーに違反する投稿を続けるようであれば、さらなる措置を講じると宣言している。
ここ数週間にわたり、カニエは元妻のキム、そしてキムが現在交際しているピートに対し、いじめともとれる口撃をSNS上で繰り返してきた。特にピートに対しての発言は過激なものが多く、ピートの身を案じたキムがカニエに対し口撃をやめるよう懇願する場面もあった。
トレバーは、自身が司会を務める風刺ニュース番組『ザ・デイリー・ショー』の中で、カニエの行動を批判。「今キムの身に起きていることは、見ていてとても恐ろしい。別れを決意した女性が、どんな目に遭うのかがよくわかる」と、別れを望んでいるキムに対し嫌がらせ行為に及ぶのは間違っているとし、カニエに口撃をやめるよう呼び掛けた。
するとカニエはトレバーまでも標的にし、グーグルでトレバーを検索した結果をスクショにしてインスタグラムに投稿。トレバーが南アフリカ出身であることをバカにするように、ゴスペル曲「Kumbaya」の歌詞をもじり、黒人を差別する言葉をキャプションに綴ったのだった。
MTV NEWS