アメリカの人気シンガー、テイラー・スウィフトが2023年に開催を予定している北米ツアー「Eras Tour」のチケットを巡り、大混乱が起こっている。
「歴史的に前例のないもの」と表現されるほどチケットの需要が高く、先行販売では、チケット販売業者「チケットマスター」のウェブサイトはパンク寸前。こうした事態を受けチケットマスターは、今後予定していた一般販売を中止することにしたと発表した。
「Eras Tour」は北米で52公演開催予定で、11月15日からはチケットの先行販売が始まった。しかし、チケットを求めるファンがあまりにも多く、チケットマスターのウェブサイトでは、サイトの停止と長い待ち時間が発生。思ったようにチケットが購入できなかったファンから、不満の声が上がる事態となった。
その需要はすさまじく、The Guardian誌によれば、チケットの再販サイト「スタブハブ」上で22,700ドル(約315万円)で転売に出されたチケットもあったという。
People誌によれば、テイラーはこの先行販売で200万枚以上のチケットを売り上げたとされている。しかし、前述のとおり発売の際に大混乱が起こったことから、現地時間で17日、チケットマスターは、予定されていた一般販売を中止することにしたと声明を発表した。(全文)
「チケットへの需要が非常に高く、それに見合うだけのチケットの在庫が残っていないため、明日から予定されていたテイラー・スウィフトのEras Tourのチケット一般販売は、中止することにいたしました」
Due to extraordinarily high demands on ticketing systems and insufficient remaining ticket inventory to meet that demand, tomorrow's public on-sale for Taylor Swift | The Eras Tour has been cancelled.
— Ticketmaster (@Ticketmaster) November 17, 2022
本記事執筆現在、テイラーはこの件に関して声明を発表しておらず、ファンからは「何らかのコメントを出してほしい」、「謝罪してほしい」といった声が寄せられている。
MTV NEWS