4月11日、文春オンラインに “ボロ家ハラスメント” 騒動が報じられた「いなば食品」。記事によると、本社のある静岡県内で勤務する予定だった一般職の女性19人のうち少なくとも17人、実に9割が入社を辞退したという。
「新入社員は、『真新しい社員寮が完成している』と聞いていたのに、社宅として案内されたのは古い一軒家ばかり。雨漏りするようなボロ家で、新入社員同士が2~4人に分かれて、共同生活しろと言われたそうです。給与も募集要項より約3万円少なかったことから、続々と退社する事態になりました」(事件担当記者)
報道を受け、同社は4月12日、公式サイトに釈明文を載せたものの、1月に亡くなった副社長に全責任をかぶせるような内容だったことで、さらなる炎上を招いている(現在、その部分は削除)。
そんな同社は、今年3月、大谷翔平選手が所属するロサンゼルス・ドジャースとスポンサー契約(3年契約)を結んでいる。同社の稲葉敦央社長は、静岡朝日テレビの取材に「(大谷選手は)世界的な選手になっても謙虚にやっておられるから、ああいう人は応援したいなと思っていまして、契約させていただきました」と語っていた。
この契約により、いなば食品はドジャースタジアムに同社のペットフード「Churu(日本名はCIAOちゅ~る)」の広告を出せることになったが――大谷といえば、先日、10年以上の親交があった元通訳・水原一平容疑者に、自身の口座から少なくとも1600万ドル(約24億5000万円)もの大金を盗まれていたことが発覚したばかり。
そんなタイミングで、今度はスポンサーが炎上騒ぎを起こしたことに、Xでは、
《いなば食品のブラックっぷりのせいで大谷くんはとばっちりやろ》
《大谷翔平、やばいのしか寄ってこない》
《いなば食品ってドジャースのスポンサー契約結んでいたのか大谷今年マジで厄年だな》
《ドジャーススタジアムにいなば食品の広告出してるけど やっぱりスターというか大谷の周りヤバいの集まりすぎだろ・・・エクソシスト呼んだ方がいいで》
など、大谷に同情する声があふれている。
水原容疑者の件でモチベーション低下が心配されたものの、大谷は4月14日の時点で、開幕から全16試合にフル出場し、68打数24安打で打率は3割5分3厘、4本塁打9打点と、騒動の影響を感じさせない好調ぶりをキープ。
松井秀喜氏の持つ日本人選手最多175号超えまであと1本と迫っているだけに、これ以上、余計な心労が増えないことを祈るばかりだ。
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