ダウンタウン・松本人志の “性加害報道” が、第一報から1カ月たったいまも、まったく収まる様子がない。週刊文春は第2弾、第3弾で複数の女性の証言を掲載。松本への “接待” のため、後輩芸人らが女性を “上納” していたと報じている。
「私も、ある俳優さんに “上納” されそうになりました。連日の松本人志さんの報道でフラッシュバックしたんです」
こう語るのは、2022年8月、未成年であるにもかかわらず、飲酒の強制や性被害にあったと告発した元舞妓の桐貴清羽さんだ。
「舞妓をやめて上京し、一時期つとめた銀座のクラブで、2018年末にあった出来事です。お店の関係者から、『飲み会をしているから来てくれないか』と連絡を受けました。行ってみると、20代後半の若手俳優さんが主演したテレビドラマの関係者が集まっていました」
桐貴さんは会合場所に到着するなり、誘ってきた店の関係者から俳優の隣に座るよう指示された。
「飲み会に行く前に、『君は口が堅い人?』とお店の関係者に聞かれました。なぜわざわざそんなことを聞くのかわからず、その俳優さんに不信感があったので最初は隣に座ることを断わりました。
しかし、飲み会が進むにつれ何度もすすめられ、仕方なく隣に座りました。すると、いきなり肩を抱かれて、引き寄せられました。
シャンパンが抜かれた頃から、会合はいっそう盛り上がり、出された細巻きのお寿司でポッキーゲームもしました。ゲームに関係なくいきなり顔を近づけてキスしようともしてきました。嫌がると、すごく不思議そうな顔をしていたのが印象的でした。その俳優さんの機嫌を損ねたからなのか、別の席へ移動するよう指示され、なんとか無事に帰宅できました」
桐貴さんはこう振り返る。
「周囲には雰囲気にあわせている女性もいました。でも、本意ではないと思います。たしかに、有名な俳優さんがいれば気分は上がりますが、それと性的な行為は別です。
好意を持っていない相手なら、どれだけイケメンの俳優さんでも、急に性的な接触を受ければたいていの女性は不愉快だし、ただただ怖いです。
社会的パワーがある男性は、誘われた女性も喜んでいると思いがちなのでしょう。でもそれは、まったくの勘違いです。逆に、断ったら何をされるのかわからないので、女性は恐怖でいっぱいになるんです」
芸能界の女性蔑視が変わる日はやってくるのか――。
外部リンク