10月8日放送の『サンデーステーション』(テレビ朝日系)で、KinKi Kids・堂本光一が帝国劇場でおこなったミュージカル『チャーリーとチョコレート工場』の会見の模様を放送。その際に、主催者側による「会見のルール」説明まで放送したことが話題を呼んでいる。
前日7日放送の『サタデーステーション』(同局系)では、予告として「ジャニーズ事務所 坂本さん&城島さん語る」と20th Century・坂本昌行、TOKIO・城島茂がジャニーズ事務所の問題について語るものとされていた。だが、実際の放送ではまったく触れられず、東京・渋谷の交通事故に時間を割いて、視聴者から不信の声があがった。
一方、8日は、冒頭から光一の会見を放送。会見前に主催者側スタッフが報道陣に対して
(1)「引退も考えた」と自身の雑誌連載で語った点
(2)ジャニーズ事務所の看板を下ろす点
(3)自身の契約について
の質問については許可を出すと説明。そのうえで、主催者側スタッフは「それ以上の話になりそうだったら、申し訳ないですけど(会見を)止めさせていただきます。それが今日の会見のルールということで従っていただければ」と生々しい説明をした点もオンエアされた。
スタッフの説明まで放送した点に、SNSではさまざまな意見が寄せられた。
《また条件付き会見に文句垂れる人達が 出てくるんだろうな》
《堂本光一、舞台の会見なのにマスコミが揃いに揃ってジャニ問題の質問するのがきもい。しかも嫌味ったらしくルールを与えたられましたって報道するのがきもい》
《3点以外を聞くと取材終了になりますと指示あり。相変わらずJが主導で会見ルールを決める、何も学んでない》
《サンデーステーションで8分近く光一くんの単独会見やってた。落ち着いた受け答えで立派でした》
会見で、ジャニー喜多川氏の性加害問題について質問を受けた光一は、「自分の知っている彼(ジャニー氏)と違ったりする部分があり、それも認めなきゃいけない。なによりも被害にあわれた方がまず救われなきゃいけない」と説明。
『日経エンタテインメント!』の連載では「すべての活動から身を引く」という覚悟も示唆したが、会見では「十字架を背負いながらやっていかないといけない、という思いです」と意図を明かし、新会社に「世界一クリーンな会社」になってほしいと話していた。
テレビ朝日とジャニーズの関係は昵懇で、かつて旧社屋内に「ジャニーズリハーサル室」があり、『ミュージックステーション』に長年、“ジャニーズ枠” が存在したことも知られている。
さらに9月28日発売の『週刊文春』では、テレビ朝日が東京・有明埠頭に「東京ドリームパーク」なる複合施設を2026年に開業予定で、その目玉がジャニーズタレント専用の「ジャニーズ劇場」だと報じられた。総事業費は500億円以上ともいう。
長年の蜜月はあれど、テレビ朝日もついに会見のルールまで独自に報じるなど、報道姿勢に変化が現れている。
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