11月23日、サッカーのワールドカップ・カタール大会で強豪のドイツを相手に2−1で歴史的勝利を収めた日本代表。この試合の最優秀選手=プレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれたのは、ゴールキーパーの権田修一だった。
試合の前半はドイツが優勢。ボール支配率72%と圧倒された。33分にはゴール前で完全にフリーとなったドイツ選手に権田が接触、倒したことでPKの判定。これを決められ、先制点を許した。
このプレーに対し、SNSでは、
《権田クオリティ さすがJ2》
《優勝候補のドイツ相手にJ2権田をスタメン起用するとかどんな舐めプよ森保監督》
と、権田を非難する書き込みが殺到した。権田が所属する清水エスパルスは今季J1リーグ17位に沈み、J2への降格が決定したばかり。失点54はリーグワースト3位で、GK権田を責める声も多数あった。
またPKを与えたこのプレーを《とても不器用》《ゴンダが奇妙な動き》と、酷評する海外メディアもいくつかみられた。
しかし、後半は見違えるような動きで好セーブを連発。前後半を通して25本のシュートを浴びながら、ゴールを守り切った。この権田の粘り強い守りが、後半2本のゴールを呼び込むことになったのは間違いないだろう。
後半のアディショナルタイム(AT)は7分。ここでもサッカーファンたちの頭に不安がよぎる。
《リーグ34試合で後半ATの失点9とかいう脅威の確率を誇る権田修一にAT7分は長すぎるwww》
《ATを権田タイムと呼ぶのはやめてあげて!》
しかし、最後は世界最強GKともいわれるノイアーまでもが攻撃に参加するという猛攻をしのぎ切って、日本が劇的な逆転勝利。日本の守護神の献身的なプレーに対し、SNSでは「権田株」が爆上がりした。
《権田さん、前半で文句ばっかり言っちゃってごめんね… 後半の怒涛のセーブめっちゃかっこよかったです》
《権田さん本当にごめん、、後半は神でした…!!》
と、謝罪する人が多数。なかには、
《権田さんが神ってたのは、清水エスパルスが、今年散々シュート打たれまくった結果なんや………全てこの為やったんや…!!(涙目)》
《権田さん、エスパルスで受けてるシュートに比べたら屁でもない説》
など、エスパルスサポーターたちの自虐的な声もあった。
FIFAの公式HPでは《ゴールを決めた選手たちがニュースの見出しを飾るかもしれないが、この勝利に貢献したのは権田》と、権田のプレーを絶賛している。
日本代表の次の試合は11月27日のコスタリカ戦。神セーブに期待しよう。
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