「9年前から寮の屋上で大麻を」日大アメフト部OBが証言 薬物汚染の実態…林理事長、内田元監督に直撃
「やっと表沙汰になりました。屋上は9年前から “喫煙所” だったのに」(アメフト部OB)
「7月上旬、日大が『アメフト部の寮内で大麻を吸っている部員がいる』との情報提供を受け寮を調べたところ、植物片と錠剤が発見されました。
「その後の警察の捜査により、内田正人元監督による指示は確認されませんでした。しかし、監督やコーチが絶大な権力を持ち、発破をかけられた生徒が悪質タックルという “暴行” をおこなうほど追い詰められた、部内の指導体制に批判が集まりました。
「発端はアメリカ、トンガ、ハワイなど海外から集められ、当時10人程度在籍していた外国人選手の存在です。大麻への認識が “緩い” 彼らが平気で大麻を吸うので、それに憧れた日本人選手も手を染めていきました。おもに4年生で、一部のやんちゃな下級生もちらほらいましたね」
「当時、常習的に吸っていたのは数名ですが、同室であれば臭いでわかりますよ。でも、あえて尋ねないという雰囲気でした。さすがに、監督やコーチには隠していましたけどね。
「あなたたちマスコミに苦しめられて、自殺も考えたんですよ。薬物なんて、報道でしか知らないことをなんでしゃべれるんですか!」
「それは嘘です! そのOBをここに連れてきてください。なぜ自分の所属した部に恥をかかせるようなことを言うのか。廃部もありえない。無実の生徒が連帯責任を負うのはかわいそうですよ」
――「FLASH」です。警察が捜査していますが、薬物はないと言い切れますか?
林 そうです。そのように報告を受けていますので。
――あるOBは、9年前からあったと証言しています。
林 過去がどうのこうのということは、ここでおっしゃっても困ります。私は警察と連携しているうちの方(大学)からないと聞いています」
「日大は何も変わっていないんです。そもそも、警察に報告するまで2週間も “隠蔽” していたわけですからね。薬物を所持していたのが1名なら、今季のリーグ戦を辞退する程度ですむかもしれませんが、組織的な “汚染” があった場合、廃部もありえます」(大学スポーツ関係者)
“不死鳥” が、ついに堕ちる――。
写真・伊藤修、吉田豊