西武期待のルーキー「異例の自主退団」…逮捕された兄のもと、持続化給付金の不正受給に加担していた!
「川村選手は富山県出身で、國學院大学4年の春には東都大学1部リーグでベストナインと首位打者を獲得した左の好打者です。2021年のドラフト前には、野球評論家の井端弘和氏(元中日ほか)がスイングの速さを絶賛するなど、育成契約ながら注目を集めていました」(スポーツ紙記者)
〈新型コロナウイルスの影響を受けた個人事業主らを支援する国の持続化給付金をだまし取ったとして、(山梨)県警は6日、東京都調布市、自称サービス業川村太晟容疑者(24)を詐欺の疑いで逮捕した。
「川村容疑者は、投資セミナーで知り合った山梨市の大学生に、助言や指導をおこなうようになりました。川村容疑者は山梨県にある大学で野球部に所属していたことがあり、それもきっかけになったのでしょう。川村容疑者は今回の犯行の主導的立場でした」
「川村容疑者は啓真元外野手の兄なんです。弟は國學院大学に在学していた2020年、兄のもとで、持続化給付金を申請し、受け取っていました。弟は当時は大学生だったのに、個人事業主であるかのように偽装したのです」
「兄が山梨県警から事情聴取を受けたのは、逮捕当日の6月6日でした。それを家族から知らされた川村は、自らも持続化給付金を不正受給していたことを、球団に申告したのです。球団は川村に、弁護士と相談して給付金を返還するよう指導しました。そのため逮捕はされませんでしたが、本人からの退団の申し出を受理しました」
「給付金詐欺の多くは、指南役に依頼された“もらい手”が給付金を申請し、振り込まれたお金の15%~40%を指南役に渡します。申請者の手元にも現金が残り、詐欺の被害は個人ではなく国にしか発生しないので、罪を犯している意識はどうしても低くなります。