6月23日に開幕した女子ゴルフ「アース・モンダミンカップ」。その第1ラウンドの18番で悲劇に見舞われたのは、大西葵プロ(27)だ。
17番のセカンドショットをレッドペナルティエリアに打ち込んでしまい、大西と彼女のキャディを務めていた大江順一氏が、次のプレーの選択で意見対立。
18番のティイングエリアに行っても怒りが収まらない大江氏が「もうやってられない!」とブチギレて、キャディバッグを置いたままコースから出たという。
その後、大西は号泣。18番のティショットも涙が止まらず、仕切り直すほどだった。
日本ツアー史上でも聞いたことがないキャディの “職務放棄” を受けて、ツアーを統括する日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は大江氏への処分を検討しているという。
インターネット上には大西に同情する声があふれた。
《選手がかわいそう キャディさんの意見ももちろん大切だけどプレーするのは選手なのだから決定権は選手にあるのではないのかい?》
《キャディって選手がいかに集中させるかじゃないの?》
《普通にありえない 職務放棄だし、態度悪すぎこのキャディ どんなことあっても、女性泣かしたらダメです》
大西は千葉学芸高校時代に、関東高等学校ゴルフ選手権冬季大会での優勝などの実績を残し、高校卒業後の2014年に2度めの挑戦でプロテストに合格している。
2019年には賞金ランキング43位と自身初のシード入りを果たしていた。
「兄はゴルフコーチとして活躍する大西翔太氏で、2021年1月には同じくプロゴルファーの伊藤有志選手と結婚しています。伊藤選手とのお子さんを授かったことが判明し、2021年5月に産休を取得していました。
同年9月に第一子が無事に誕生し、今季から復帰したばかり。JLPGAツアーの『産休制度』が適用され、2019年の結果で取得した2020年のシード権を、復帰年度の2022年度中は継続しています。つまり、子育てをしながら働くママなんです」(ゴルフ誌記者)
復帰後の5月9日、自身のInstagramで、ゴルフ場で自らの子供を抱きかかえる写真とともに 《体力の方はだいぶ戻ってきた かんばってくぞー》 と、投稿していた大西。
愛する子供のために頑張る姿を、これからも見守っていきたい。
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