惜しくも連続日本一は逃したものの、リーグ3連覇を成し遂げたオリックス。12月12日、球団は優勝旅行でハワイへ旅立った。2021年と2022年はコロナ禍により見送ったため、ついに今年実現した形だ。ところが、不参加の選手も少なくないという。
同日配信の「東京スポーツ」によると、若手を中心に、物価高やトレーニングを理由として日本にとどまる選手が多いという。記事には「1週間海外に行くっていうのがちょっと…。(中略)それなら練習がしたい」と語る選手も登場している。
これに対し、ネット上では「プロ意識が高い」「勤勉」「練習がんばれ」「自由参加はいいこと」「風通しがいい球団」といった賛同の声が数多くあがっている。
一方、“昭和世代” のこんな意見も――。
《プロ野球選手に対する「夢」や「憧れ」を持ち、自分達とは別格と思っている昭和オジサンとしては寂しい気持もある》
《旅行といえばハワイの時代じゃないんでしょうね…》
《そういう時代ではなくなってきたのかもやけど、毎年あるわけではないので是非行ってリフレッシュしてほしいですけどね》
《昔のような組織への帰属意識が薄れてきている、それはそれで時代の流れと言えましょう》
しかし、38年ぶり日本一を達成した阪神の事情は違うようだ。
同じく12月にハワイ旅行が予定されているのだが、多くの若手が参加表明しているという。11月17日配信の「スポーツニッポン」によると、両親を無料で招待できるため、海外旅行をプレゼントしたいという希望が多く、大規模なツアーになるという。
とはいえ、記事では、昨季に自己最多8勝をあげた才木浩人投手が、「両親が行きたいと言わなければ、行くつもりはなかった」と本音を語っている。
選手は個人事業主であり、明日の活躍を誰も保証してくれない。トレーニングを優先する判断があってしかるべきだろう。
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