8月2日、詐欺容疑で逮捕された、大阪府寝屋川市の「美人市議」吉羽美華(よしば・みか)容疑者。
仲間ら3人とともに、コロナ禍で収益が減った福祉・医療関係施設向けの公的融資を利用し、仲介は不要にもかかわらず、それを装って施設側に融資を受けさせ「手数料」を詐取した疑いがもたれている。
しかもその際、吉羽容疑者は「寝屋川市議会議員」の名刺を切り、相手を安心させていたという。被害額は、十数億円にも上るとも報じられている。
さらに、事件発覚の発端は、吉羽容疑者がだまし取った金のうち1億数千万円を盗み、グループ内でトラブルになったことだったと「西日本新聞」などが報じている。
吉羽容疑者は、26歳だった2007年に当時の民主党から寝屋川市議に初当選し、現在は無所属で3期め。その間、国政に3度挑戦したがいずれも落選している。
一部で「美人すぎる市議」などと呼ばれていた吉羽容疑者は、過去に写真集を出して自らの選挙資金に充てたこともあるほどの美貌の持ち主。2013年の「週刊文春」には、参院選で汗だくになって選挙区回りをする吉川容疑者の姿が、「美女候補」としてグラビアに登場している。
また、2017年10月5日付の「スポーツ報知」は、衆院選に希望の党から出馬した吉羽容疑者に、インタビューをおこなっている。ショートカットがトレードマークの吉羽容疑者は「モデル体型」と指摘され、自らこう口にした。
《太る時間がないんですよ…。よく(女優の)波瑠さんに似てるって言われます》
「地元・大阪を中心に、吉羽容疑者の“評判”についての情報がホットなニュースになっています。
吉羽容疑者と一緒に働いていた男性は『美貌だけで、顔採用枠で選ばれた人という印象でした』と、ワイドショーの取材に答えました。また、かつて選挙スタッフを務めたことがある人物は、『親しみを持って周囲に接する人。まさに“人たらし”の部分があったと思う』と語っています。
たしかにあの美貌で、『市議会議員』の名刺とともに、親しみを持って寄ってこられたら、たいていのことは信じてしまうかもしれません」(在阪メディア記者)
前出のインタビューで、過去の落選体験を振り返り、吉羽容疑者はこうも語っている。
「崖からは何度も飛び降りました。もう飛び降りる怖さもなくなってますよ」
犯罪に手を染めてしまうほど、怖さを失ったということか――。
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