5月18日、歌舞伎俳優の市川猿之助が、両親(市川段四郎夫妻)とともに自宅で倒れているところを発見され、病院に搬送されたことがわかった。
各紙報道では、両親の死亡が確認され、猿之助は意識がもうろうとしていると伝えられている。「読売新聞」によれば、猿之助は地下の自室で倒れており、近くに遺書のような書き置きが残されていたという。
自宅で倒れている3人をマネージャーが発見し、119番した。警視庁や東京消防庁が、現場の状況やいきさつを詳しく調べている。
松竹も混乱しているようだ。広報部に猿之助の容態を問い合わせると、こう回答があった。
「市川猿之助ならびに段四郎ご夫妻の報道につきまして、現時点では弊社は詳細な情報を把握いたしておりません。目下、警察ならびに病院にて対応させていただいているものと認識しており、各方面からの情報把握に努めております。ご説明させていただける状況になれば、あらためてご報告させていただきます。
また、猿之助は現在明治座での歌舞伎公演に出演中でございますが、お客様はじめ公演関係者のみなさまに多大なるご心配、ご迷惑をおかけしますことを深くお詫び申し上げます」
歌舞伎役者としての活躍に加え、ドラマ『半沢直樹』(TBS系)やバラエティにも出演し、人気を得てきた猿之助に、いったい何があったのか。SNSでは、報道に驚く声が相次いでいる。
《ええ!?市川猿之助さんどうしたの!?》
《事件か事故か!?一部週刊誌報道と何か関係あるのか?いずれにしても大変だこりゃ!》
状況から、《無理心中か?》と案じる声も多い。というのも、ちょうど18日早朝、「NEWSポストセブン」が猿之助のセクハラ・パワハラ疑惑を報じていたからだ。
報道によれば、猿之助は舞台で共演した役者や劇場スタッフに、キスを求めたり体をいじったり、過剰な性的スキンシップを求めてきたことがあったと劇場関係者が証言。拒否すれば役や仕事が与えられなかったり無視されたりしたとも伝えられた。
同誌の直撃を受けた猿之助は、不機嫌な表情で「答える義務はありません」と話すのみだったという。
猿之助が救急搬送されたことをうけ、18日、明治座は同日昼の部に予定していた猿之助の歌舞伎公演を中止することを発表した。
明治座は、「サンケイスポーツ」の取材に、「今朝、体調不良のため、昼の部は休演すると連絡が入った」とコメントしていた。猿之助らが発見されたのは、午前10時のことだったが、わずかな時間に何があったのか。事態の解明が待たれる。
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