相次ぐ教育業界での"性犯罪"逮捕者も日本版「DBS」先送りに「これまでなかったのがおかしい」切実な声
「7歳の女子児童が1人になるところを見計らい、授業をしていた中村容疑者と森容疑者が入れ替わり犯行に及んでいました。両容疑者は、お互いの自宅を行き来するうち、興味が共通であることを知ったようで、森容疑者は中村容疑者から『盗撮をお願いします。楽しみにしています』と言われた、と供述しているそうです」(事件担当記者)
「英国の『DBS(ディスクロージャー・アンド・バーリング・サービス)』は、学校や保育施設、スポーツクラブ、放課後児童クラブなどで働く際、性犯罪歴がないことを証明する書類の提出を義務づける制度です。日本でも6月には『こども家庭庁』が有識者会議を開いて議論を進めていましたが、加藤鮎子担当大臣は、10月20日召集の臨時国会での提出を見送ることを発表しました。
「憲法が定める職業選択の自由やプライバシー権との兼ね合いなど、議論の余地はありますが、被害者は子どもですから、早急な成立が求められます」と教育関係者は語る。なにより、子どもたちを守ることが第一だ。