「決済アプリ登録で逮捕」暴力団員を追い詰める生活インフラ排除「鉄道、高速が使えなくなる日も…」
「この組織は、神戸山口組との抗争でも、幹部が元神戸山口組傘下の池田組幹部へ銃撃事件を起こしています。県警は同組員に対して微罪でも逮捕する方針ですが、今回の逮捕は、2020年5月にアプリへ登録したことが逮捕の理由で、さすがに別の事件の取り調べのためではないかと言われています」(地元紙記者)
「現在、決済アプリやポイントカードにも、登録時に暴力団員排除条項に違反していないかの確認がとられます。つまり、暴力団員であるにもかかわらず、虚偽の申請をしてアプリを登録したりすると、ただちに不正となるわけです。関東の暴力団の団体が2022年、独自に調べた結果、数社のアパレル企業以外はほぼ、アプリやポイントカードの登録について、暴排条例についての確認項目がありました。この団体は、登録している決済アプリなどをすべて削除するよう、構成員に本部通達も出したそうです」(社会部記者)
「暴排条例に抵触していないか、定款に定められている企業は続々と増えている。鉄道各社、高速道路管理会社にはすでにあるので、鉄道や高速道路が使えなくなる日も近いのではといわれているし、実際、定款があるガス会社では、契約解除を進めているところもあると聞く」