市川猿之助、2024年2月『鬼滅の刃』演出家で復帰計画 自殺ほう助で有罪なら「比叡山で出家」も
「楽屋の名札やのれんは、事件前からそのままですよ。みんなの“願い”がこめられていますから」(歌舞伎関係者)
“一家心中事件”が起きたのは、5月18日の朝だ。自宅を訪れたマネージャーらが、市川猿之助と父・市川段四郎さん(享年76)、母・延子さん(享年75)が倒れているのを発見。猿之助は翌日、退院したが、延子さんはその場で死亡が確認され、段四郎さんは病院に搬送された後、亡くなった。
「警察の調べに対し、猿之助は『死んで生まれ変わろうと家族で話した』と供述しています。司法解剖の結果、両親の死因は向精神薬中毒だと判明しました。一方で『週刊文春』は、両親の顔にビニール袋が被せられていたと報じており、猿之助が両親の死にどれほど関与していたのかが、捜査の焦点です。薬を手渡して見守るなどしていた場合、自殺ほう助罪に問われる可能性があります」(社会部記者)
「猿之助さんは、A氏に絶大な信頼を置いていましたからね。自宅には『A 次の世でも会おう』という趣旨の“遺書”を残していたそうです。最近は、A氏を金銭的に助けるため“コロナ禍でも演劇を”とうたってクラウドファンディングをおこなっていました。結果的に、200万円の目標に対し、1300万円ものお金が集まりました。猿之助さんは、A氏を喜ばせることができたと、うれしそうに話していましたね」(舞台関係者)
「香川さんが市川中車を名乗って歌舞伎に挑戦した際、それを支えたのが猿之助さんです。さらに、2022年の性加害問題で芸能界から“追放”された際に、歌舞伎役者としての復帰を支援したのも猿之助さんです。香川さんはここ数日、ほとんど眠れていないのか、化粧の上からでもわかるほど青白く、目の下のクマがひどい。憔悴しきっていますよ」(同前)
「香川さんにとって、息子の團子さんに“猿之助”という名跡を継がせることが悲願です。いまは團子さんにつきっきりですよ。子どもがいない猿之助さんも、自分の跡継ぎは彼だと決めていました。團子さんも素直な子で、心から猿之助さんを慕っていますからね」(歌舞伎関係者)
「今回の主演舞台も、蓋を開けてみれば満員御礼です。現在、主演を張って満足いくほど集客できるのは、市川團十郎など、限られた役者だけ。その一人が、猿之助さんなんです。一部の古株は『公演中は親の死に目にも会えないと思え』という考えで、どんな理由であれ、舞台に穴をあけた猿之助さんに怒り心頭です。しかし松竹に対し、復帰嘆願書を出そうとするほど、熱烈に慕う役者も多い。楽屋がそのままなのも、いつでも戻ってこられるように、という願いなのです」(同前)
「自殺ほう助などで有罪だった場合、執行猶予がついたとしても、すぐに復帰は難しい。猿之助さんは、今回の“生まれ変わる”という発言のとおり、仏教に心酔しています。とくに、比叡山延暦寺とは関係が深く、罪を償うために出家をするのではないかといわれています。数年間、そこで厳しい修行をおこない、復帰のタイミングを見計らうというプランです」(別の歌舞伎関係者)
「2024年2月に、新橋演舞場で『スーパー歌舞伎II 鬼滅の刃』の公演が予定されています。團子、猿之助、市川染五郎、松本幸四郎が出演する予定でした。さすがに表に出るのは難しいですが、演出家として復帰を果たすのです。そこで世間の反応をうかがいつつ、役者としてもカムバックする計画ですよ。あとは、本人の気持ち次第ですね」(同前)
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