市川猿之助「事件」を聞き“盟友”香川照之は号泣 梨園の“後輩役者”たちからは「復帰嘆願書」が!
「次の世で会おうね」――。
「両親の死因は、司法解剖で向精神薬中毒と判明しました。猿之助さんは警察の事情聴取に『死んで生まれ変わろうと家族で話し合い、両親が睡眠薬を飲んだ』と話しています。猿之助さんの自宅には、処方された睡眠導入剤・ハルシオンが大量にありました。両親はそれを飲んだようです。一家で心中を図ったのでしょう」(社会部記者)
「猿之助さんによる(前述の)共演者への書き置きのほか、その男性に自分の遺産を相続させたい旨の遺書もあったといいます。また、段四郎さんも遺書を残しており、そこにも相続について書かれていたようです」(同前)
「記事が出ると知った猿之助さんは、明治座で公演中だった主演舞台の関係者に謝罪行脚していました。顔面蒼白で頭を下げたといい、かなり報道を気に病んでいる様子でした。
「酒さえ入らなければ、こんなにいい役者さんはいないんですが……。
「大っぴらに飲み歩けなくなり、身内の歌舞伎仲間と、人目をはばかり高級ホテルの部屋を借り切って、宴会を開くようになりました。それがストレスだったのか……。次第に過激な会になっていったのです。
「いま、誰よりも打ちひしがれているのは、香川さんでしょう。事件の一報を聞いて、号泣したと聞いています。猿之助さんが2007年に、NHK大河ドラマ『風林火山』でテレビドラマに初出演した際には、香川さんが『従弟の亀治郎(当時)をよろしく』とあいさつ回りをしていました。一方、香川さんが市川中車を名乗って歌舞伎に挑戦した際に、サポートしたのが猿之助さん。2人の関係はいわば“盟友”です。香川さんが、2022年の性加害問題から歌舞伎界に復帰できたのも、猿之助さんの尽力があってこそ。猿之助さんが歌舞伎界を離れることになれば、ほかに後ろ盾のない香川さんが、今後も歌舞伎役者として活動するのは絶望的でしょう」(歌舞伎関係者)
「演出も主演もできて、脚本まで書けるのは、梨園では猿之助さんだけ。猿翁(えんおう)さん(三代目市川猿之助)も、脚本までは書きませんでしたから。昨今は『ワンピース歌舞伎』で主役を務めるなど、歌舞伎人気を支えてきました」
「女性セブン」では、若手役者へのハラスメントを告発された猿之助。梨園では、「すでに告発した“犯人探し”は終わっています。猿之助さんに切り捨てられて、恨みを抱えた関係者の腹いせとも……」(前出・歌舞伎関係者)という。「昼の部が始まったばかりの歌舞伎座に、事件の第一報が届くと、『ざまあみろ』と言い放った役者が、いるとかいないとか……。猿之助さんの不遜なところを嫌っていた人も多いのです」(同前)。
「猿之助さんがこのまま表舞台から身を引くことになったらと、かわいがられていた後輩連中は『裏方でもいいから、猿之助さんを歌舞伎界に復帰させてほしい』という嘆願書を集めて、松竹に提出しようと話し合っていますよ。このまま退場させるにはあまりにも惜しい人材だからです」(前出・歌舞伎関係者)
「一家で話し合って心中したということになれば、死刑もありうる殺人罪ではなく、せいぜい自殺ほう助や承諾殺人での立件になると見られます」
「承諾殺人罪ならば、被害者が2人でも量刑は懲役10年程度。自殺ほう助罪なら7年ほどでしょう。両親が自殺し、それをはかなんだ猿之助さんが後追い自殺を図ったということになれば、罪に問われない可能性もあります」
写真・伊藤 修、梅基展央、共同通信
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