基準値28倍!大阪万博&IR予定地の土壌汚染に地元が抱く不安…袋詰め泥はコンクリートで蓋して駐車場に
「万博会場建設費は政府と大阪府・大阪市、経済界が3分の1ずつ均等に負担し合います。そのため、国民負担が増えるは必至です」と大阪府政関係者。
「夢洲は、大阪湾や河川のしゅんせつ土砂や産業廃棄物、建設残土などの最終処分を目的とした埋立地です。これまで、大阪湾の底質から汚染物質のPCB(ポリ塩化ビフェニール)が長期にわたり検出されています。そうなると夢洲でもPCBが検出される可能性がとても高いのです。にもかかわらず、国や府は3区、つまりIR予定地で1カ所調査しただけと承知しています」
「夢洲に埋め立てた時点では『海洋汚染防止法』の基準値で公表されていましたが、この基準値は『土壌汚染対策法』の10倍ゆるいもので、環境基準値に照らすと『28倍』にもなるのです」(藤永代表)
「国と大阪市は、このまま汚染を封じ込めてしまうのでしょう。とくに1区には、有毒な焼却灰や飛灰などが860万tも埋まっているとされ、有毒の『メタンガス』も放出されています。