「彼の存在を抹消したのを見て、大谷の感情がかなり反映されていると思いましたよ」
こうスポーツライターが話すのは、大谷翔平(29)のインスタグラムについてだ。
愛犬デコピンの登場や真美子夫人(27)との結婚で、更新に大きな注目が集まっていたなかに起きたのが、元通訳・水原一平容疑者(39)の不正送金事件。
3月21日(日本時間)、違法賭博への関与が明らかになり、水原容疑者が解雇されると、大谷はインスタグラムの「フォロー」を解除。後に、水原容疑者が写る画像を全削除している。
4月12日現在、大谷はインスタで約800万人のフォロワーを有しているのに対して、自身は215人をフォロー。
そのフォローからは、野球以外の意外なプライベートも垣間見えた。
なかでも目立つのは、大谷からだけフォローしているダディ・ヤンキーとマーク・アンソニーの2人。ともにプエルトリコ出身でラテン音楽をベースに活動している。
「どちらも過去に大谷と対面しています。大谷はエンゼルス時代から、中南米出身の選手と仲がいい。そういった交友の影響もあるでしょう」(スポーツ紙記者)
一方、野球関係者については「フォローバック(相手にフォローを返すこと)」をしている相手も多いが……。
「一般人や、まったく面識のない球界の後輩をフォローバックしていないのはわかりますが、松坂大輔、田中将大というレジェンド級の先輩2人ら、大谷から“無視”されている有名野球関係者も多いんです」(前出・スポーツライター)
そこで、大谷の“インスタ交遊録”を本誌は調べた。意外にも鈴木誠也(29)、藤浪晋太郎(30)といった米国で切磋琢磨する大谷の同期たちも、彼からフォローされていない。
前出のスポーツ紙記者はこう解説する。
「大谷がフォローしているのは、WBCをともに戦った『侍JAPAN』の後輩選手が多い。大会に向けたコミュニケーションでインスタを利用していたんです。同期の鈴木とは直接電話するくらい仲がいいので、インスタで交流するまでもないのだと思いますよ。
田中とは接点がほとんどない。そもそも大谷は、仲がいい人とベタベタするタイプでもない。そう考えると、慕ってくれる後輩には“いい顔”をしようと頑張る一方で、少し距離感のある先輩への対応には迷いがあるのでは」
ITジャーナリストの三上洋氏は、大谷の「フォロー関係」についてこう感じたという。
「大谷選手のインスタ投稿は、プライベートな部分が多い。そのためフォローし合っているのも、先輩後輩というのを取り払って、本当に親しい人だけのように思います。本来、SNSとは現実社会の人間関係から切り離すものですから」
球界の一員から見るとどうなのか。元メジャーリーガーのマック鈴木氏はこう話す。
「先輩をフォローしなきゃ……という強い意識はないです(笑)。先輩を迷惑に思う人もいれば、先輩についていかなければ困る人もいるので、人によるでしょうね。
ただ大谷選手は、野球選手として突出しすぎているので、先輩後輩という間柄自体、あまり関係ないのかもしれません」
これも、あの名文句「あこがれるのをやめましょう!」の一形態!?
※フォロー関係は本誌調べ(4月12日現在)
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