今年1月にリリースしたデビュー曲「drivers license」でBTSやマライア・キャリーの記録を塗り替えた異例の18歳、オリヴィア・ロドリゴが、最新曲「deja vu」をミュージックビデオとともにリリースした。
YouTube上で解禁となったビデオでは、冒頭の「マリブまでドライブ」という歌詞に合わせ、オリヴィアがオープンカーで海岸沿いを車で走行している。美しい景色や建物の様子を楽しめるビデオになっているように見えるが、実は少々恐怖を感じる内容になっている。
「deja vu」は、オリヴィアが“元カレの新しい恋人”について歌っている曲。「彼女はそれを特別だと思ってるかもしれないけど、実は全部おさがり / あの場所も私が最初に見つけた / 彼女と一緒にいるとき、あなたは私が考え付いたジョークを言うんでしょうね / 彼女と一緒にいるとき、デジャブを感じない?」と、髪型や顔といった見た目の雰囲気から内面の素朴さまで自分とそっくりな新しい恋人への嫉妬を歌詞に綴っている。
その模様はMVでも表現されており、どちらが自分でどちらが新しい恋人なのか、だんだんとアイデンティティの境界線があいまいになっていく様子が描かれている。
新曲の制作過程について、オリヴィアはApple Musicのインタビュー内でこう説明していた。
「実はこの曲、「drivers license」の約1ヶ月後くらいに書き上げたの。なんとなく、“デジャブ”のコンセプトに心を奪われてて。しょっちゅうデジャブを感じるときがあるから、好きなのよね」「恋人と別れてその人がまた別の人と付き合い始めて、自分と一緒に送ってたような生活を新しい恋人と送るっていう、誰の身にも起こるようなことを比喩する言葉として使ったら面白いかなって思ったの」「人と話すときの話題にはあまりならないだけで、そういう経験は誰にでもあると思うから」
MTV NEWS