今月8日にリリースした1stシングル「drivers license」にて、Apple MusicとSpotifyのグローバルチャートで首位を獲得し、衝撃的なデビューを飾った17歳のシンガー、オリヴィア・ロドリゴ。Billboardは19日、同曲が全米公式シングルチャート「Billboard Hot 100」でも見事1位に輝いたことを発表し、またイギリスでも公式チャートで1位を獲得したことが明らかとなった。
オリヴィアが「drivers license」で残した記録は、これだけに留まらない。同曲は、Spotifyでは、デイリー・ストリーミング数(クリスマス・ソングを除く)の最多記録(約1,370万回)を更新。新曲としては歴代で最もストリーミング再生された曲となり、Spotify側は「新人アーティストが、いきなりこれほどの優勢を持って現れ、記録を更新し続けているのを見たことがない」と驚きを隠せないようだ。さらに、同楽曲はSpotify史上最速で1億再生を突破しており、これはアリアナ・グランデやエド・シーラン、ビリー・アイリッシュも抜く、かつてない偉業となっている。
この快挙について、オリヴィアはこのようにコメントしている。
「本当に信じられない。「drivers license」は私の1stシングルだから、私にとって一生大切な楽曲。チャートにランクインするなんて思ってもいなかったし、私自身が満足していたからそれだけでハッピーだったんです。だから今、この曲が世界で第一位だなんて本当にあり得ないし信じられなくて。夢を見てるみたい」
こうした偉業はもちろんファンにとって嬉しいことではあるが、彼女のことを長く応援している人であれば、誰もが安易に予測できたことだろう。というのも、オリヴィアは2019年から配信されているドラマシリーズ『ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル』に出演しており、作中で圧巻の歌声を披露しているのだ。ドラマの中で歌った「All I Want」は、2020年1月にBillboard Hot 100にランクインするなど、シンガーとして正式なデビューを果たす前から話題を呼んでいた。
その実力はあのテイラー・スウィフトのお墨付きで、「drivers license」が米iTunesチャートで首位を記録した際、テイラーは「さすが私のベイビー。本当に誇りに思うよ」と最高の褒め言葉をオリヴィアに贈ったのだった。
MTV NEWS