絶え間なくなり続ける着信音に嫌気がさし、2017年に携帯電話を解約したエド・シーラン。あれから4年間、携帯電話なしで平和な生活を送っていたエドだが、今年に入り再び買う羽目になったのだという。
現地時間で8月11日にジェシー・ウェアのPodcast番組『Table Manners』に出演したエドは、今年に入り音楽活動を再開させたことで、海外でのプロモーション活動が多くなったと語り始める。そのため、イギリスに帰ってきた際には自主隔離をしなくてはならず、NHS(イギリスの国営医療サービス事業)から確認の電話がかかってくるので、やむを得ず「Nokia 3310」を購入したと、こう説明した。
「海外でのプロモーション活動をしてたんだけど、帰ってきたら隔離期間に入らなくちゃいけなかった」「だけど、国からの連絡を受けるための電話を僕は持ってなかったんだ。めっちゃ電話がかかってくるんだよ。僕の動向を相当気にしてたみたい。多分僕を捕まえようとしてたんじゃないかな」
渡航した先の国がどこであったか、またワクチン接種済みかどうかなどによりイギリスへの帰国後の隔離規制は異なるのだが、エドは5日間の隔離システムを選択。到着後2日目と5日目に検査を受け陰性の場合は隔離を終了させることができるという措置なのだが、陰性を確認し家を出たわずか30分後にNHSから電話がかかってきたと、エドはこう続けた。
「NHSがGPSで対象者を追跡しているのかどうかなんて知らないけど、僕は5日目に検査をして陰性だったから家を出たら、電話がかかってきたんだ。“あなた、家を出ましたね”って」
「近隣の人が電話をしたのかどうかは僕にはわからない。“あなたはもう外出しても大丈夫です”っていう内容の確認メールが来たから家を出たのに、そのわずか30分後に“どうして家を出たのですか?”って電話がかかってきたんだよ」
エドが今回購入したのはいわゆる“ガラケー”であり、各SNSのアプリをダウンロードすることはできない。しかし仮にできたとしても、「ログイン情報を知らないんだよね」と、積極的にSNSを活用するつもりはないことを示唆していた。
MTV NEWS