(写真:時事通信)
「“名古屋の品位が落ちる”と市民もあきれ果て、辞任を求める声があがっています。今年4月にも河村市長は、名古屋城の“金のしゃちほこ”に噛みつこうとするパフォーマンスを見せてご機嫌の様子でしたが、実はこの時も市に苦情が届いていました。
何事においてもオーバーアクションで興味を引こうとするため、以前から行き過ぎた行為が多々あり周囲からは『いつか問題になるのでは』と懸念されていましたね」(地元紙記者)
東京五輪が閉幕したものの名古屋市長・河村たかし氏(72)の“金メダルかじり騒動”に終わりが見えない。ことの発端は8月4日だ。女子ソフトボール日本代表・後藤希友投手(20)が、表敬訪問に訪れた際に河村氏が金メダルに無断で噛みつき、批判が殺到。
同日中に、河村氏は《迷惑を掛けているのであれば、ごめんなさい》と、謝罪コメントを発表したが、“誠意が感じられない”と火に油を注ぐ事態に……。翌日に謝罪会見を行ったものの、約1週間で8,000件以上もの苦情が市に寄せられている。
さらに後藤選手の金メダルの交換が決まったことについて8月12日、河村氏は名古屋市役所で取材に応じ「交換費用は個人で支払いたい」と考えを述べた。また辞職の可能性について質問されると、「選んでくれた人もいるので重い話になる」と口を濁した。
河村氏の近況を前出・地元記者はこう語る。
「当初本人はことの重大さがわかっていない様子だったため、5日の会見では余計なことを言わないように謝罪文を読むという形式になりました。
騒動から一週間が経ちますが、“ずぶとい”と言われている市長もさすがにおとなしくしています。12日の会見で辞任について明言は避けていましたが、市長は近しい関係者らに『辞めるほどのことではない』と漏らしていました」
後藤選手のメダルは交換されることとなったが、名古屋市長が“交換”されることはなさそうだーー。