「同世代のスターの中でも、明菜ちゃんは別格中の別格。彼女が今、表舞台で活躍していないことが残念で仕方ないよ!」
食事の席で田原俊彦(60)は熱く語り続けた――。
田原と仕事関係者たちが食事をともにしたのは2月下旬だったという。田原をよく知る芸能関係者はこう語る。
「その席で中森明菜さん(55)のことが話題になったのですが、それでトシちゃんにスイッチが入ってしまって……。ついには『俺がこれから明菜ちゃんに電話をかけるよ!』と言いだしたそうです」
明菜と田原は同じアイドル全盛の時代を生きてきた“戦友同士”だ。
「`80年代は『ザ・ベストテン』『夜のヒットスタジオ』など大人気の歌番組が多数あり、トップアイドルたちは毎日のように収録で顔を合わせていました」('80年代に詳しいライター)
トップアイドルとして'80年代を駆け抜けた2人はお互いにシンパシーを感じていたのだろう。その交流は途切れ途切れながらもずっと続いていたようだ。
'17年2月には田原が『爆報!THEフライデー』(TBS系)で、明菜から『トシ、元気? いつも見ているから』という内容の留守電が入っていたことを明かした。
そんな2人の現在の活動状況は対照的といえる。
「田原は今年2月に還暦を迎えましたが、4月25日には60歳アニバーサリーライブを開催予定。いまなお精力的に活動中です。しかし、明菜は今年5月からデビュー40年目に入りますが、'17年以降、表舞台から退いたままです」(音楽関係者)
前出の芸能関係者は、
「体調が悪いとはいえ、トシちゃんとしては明菜さんが不遇の日々を送っていることが許しがたい気持ちもあったのでしょう。食事の席での会話がきっかけとなり、明菜さんへの思いがあふれ出したようで、トシちゃんが『明菜ちゃんに電話をかけて復帰するように言うよ』と……。突然の宣言に同席者たちが驚くなか『俺なら口説けるから!』と自信を持っていたそうです」
仕事関係者たちが見守るなか発信ボタンを押す田原。だが30秒後、
「あれ、出ないね」
と、バツが悪そうにポツリ……。同席者らは押し黙るしかなかった。
「結局その食事が終わるまで、明菜さんから返信はなかったそうです」(前出・芸能関係者)
明菜がまさかのガン無視!? だが、その後に折り返しがあった可能性もある。本誌が田原の所属事務所に問い合わせてみると、明菜に電話をかけたことは認めたものの、
「(明菜さんからの)電話はありませんでした」
そう答えた。
古い友人からの電話にも応答しないとは、明菜の体調はそれほど悪いのか? 田原の思いが通じ、歌姫が表舞台に舞い戻る日は来るのか――。
「女性自身」2021年5月4日号 掲載