坂上忍(53)が9月3日、MCを務める情報番組「バイキング」(フジテレビ系)に生出演。「週刊文春」(文芸春秋)で報じられたパワハラ疑惑について言及した。
同日発売された記事によると、坂上のパワハラを告発する声が浮上。被害者の番組スタッフや坂上に対する聞き取り調査が行われ、編成局はじめとするフジ上層部にも報告されたという。
坂上は90分にわたって同誌の直撃取材に応じている。また8月31日にも、同誌の直撃を受けたこと番組内で明かしていた。
そしてこの日の放送でも、坂上は「正直な感想として、パワハラを上回っている。僕が絶対権力者のように、キャスティング権、フジテレビさんの人事権を握っているようなワンマンな人として描かれているんです」と記事内容を否定。
ただし自身への直撃取材の部分については「語尾が変わっていたり、ページの関係で間引いて表現されていたけど、総対的に見てとてもまともというか。僕自身は好意的なものも感じたぐらい」と感想を語った。
「坂上さんにとって直撃内容をテレビで暴露したり、記事に反論するのは明らかな自衛策でしょう。ただ被害者側は、坂上さんのように公の場で反論する機会がありません。そのため、根本的な解決とは程遠い事態となっています」(フジテレビ関係者)
10月の改編でリニューアル。制作はこれまでバラエティー班が担当してきたが、新たに情報番組班が担当することになるという。だがそんななか、もう1つの危機が浮上しているという。
「番組には各分野の識者がコメンテーターとして登場していますが、これまでかなりの人数が“降板”しています。というのも、彼らの間でも不満が続出しているのです。
局への入り時間はかなり早く、そこで番組中の“坂上問答”に答えられるよう入念に打ち合わせが行われます。にもかかわらずまったくコメントを振られなかったり、アドリブでコメントを求められたりすることもあるのです。
そうした坂上さんの“やりたい放題”に応対しなければならないものの、ギャラは他局と大差ないとのこと。そのため『頼まれても、もう出ない』という識者が続出しています」(芸能デスク)
リニューアル後は、識者に対する“待遇”も改善されるのだろうか。