東京都心の大通り沿いに立つオフィスビル。その1室に、福原愛(32)が代表取締役を務める「株式会社omusubi」があった。
“卓球界やスポーツ界に社会貢献活動を通じて恩返しをするための会社”だったが、1月中旬の会社設立から、わずか2カ月でオフィスは閉鎖されていた。
登記簿によればomusubiの所在地は3月下旬の時点で、福原の所有する一軒家に変更されている。
しかしその直後、彼女は自宅からも転居しているのだ。本誌は3月下旬、不倫騒動の現場となったこの自宅から荷物が運び出される様子も目撃していた。
福原は4月23日に所属事務所を通じて離婚に関するコメントを発表した。
「江氏が協議の場についてくれたことに感謝しています。子どもたちのためによい方法を選択したいと思いますので、温かく見守ってくださると幸いです」
スポーツ紙記者はこう語る。
「3月上旬の不倫報道から1カ月半、ついに夫の江宏傑氏(32)が台湾の裁判所に離婚を請求したそうです。1月に帰国した時点で福原さんは離婚を決意していたと思われます。
東京五輪関係の仕事をしながら、夫のモラハラなどを理由にして、離婚協議を進めていくつもりだったのでしょう。しかし総合商社に勤める男性との2泊3日デートが発覚したことで、彼女のもくろみは崩壊してしまいました」
広告代理店関係者によれば、
「台湾での福原愛夫妻のCM出演料は1本2,500万円でした。台湾ではスキャンダルでCMを流せなくなるというケースはほとんどないこともあり、違約金は契約金の2~3倍と高額です。
現地のパナソニックやトヨタなど複数のCMに出演していましたから、違約金の総額が1億円を超えるのは間違いありません」
■養育費が1億円近くになる可能性も
日本でもCM契約を結んでいる会社はあるが、幸いなことに違約金請求の動きはないという。だが彼女にのしかかってくる金銭的負担はそればかりではない。
現地事情に詳しい、台湾ガイド・通訳手配センター社長の山崎肇さんは次のように語った。
「親権を争ったとしても、台湾では男性が有利です。親権を失った愛さんが今後、2人の子供たちの養育費を払う立場になると思われます。
台湾の富裕層や有名人家庭は子供の教育に糸目をつけません。たとえば幼稚園ですが“いい私立”ですと1人月20万円ほど。夫の江が教育費を理由に、かなり高額の養育費を愛さんに求める可能性も高いです」
3歳の長女と2歳の長男が成人するまであと18年。養育費が1億円近くになる可能性もあるのだ。今後、違約金や養育費で2億円も必要になるという福原だが、今後の支払いは厳しいと言わざるをえない。
「福原さんは、スポーツ教育を盛り込んだ保育所を作るために動き始めていたそうです。その“夢”も実現は難しくなりました」(前出・スポーツ紙記者)
不倫報道のダメージが甚大なものになると判断し、オフィス閉鎖と自宅転居を矢継ぎ早に手配したのだろう。
卓球で培った反射神経は健在のようだが、はたして逆転のきっかけをつかむことはできるか。
「女性自身」2021年5月11日・18日合併号 掲載