結婚式での瀬戸と優佳さん(写真:アフロ)
部屋の奥から窓際に近づいてきた男性は、記者の姿を認めると、慌ててカーテンを閉めた。
9月下旬、『週刊新潮』によりCA女性との不倫を報じられてから3カ月。さらに複数の女性との関係も明らかになり、自宅にも実家にも戻れない生活を送っていた東京五輪代表の瀬戸大也選手(26)が、ついに東京都内の“わが家”に帰宅していたのだ。
本誌が瀬戸を目撃したのは12月上旬。以前はトレーニングの行き帰りや、長女の保育園への送迎などで頻繁に目撃されていたという瀬戸だが、近所の住人によれば、
「奥さんの優佳さん(25)にはよくお会いしますが、瀬戸選手はいまはまったくお見かけしません。明るかった優佳さんも、あの騒動以来、笑顔を見せなくなって……」
夫の乱倫発覚後の10月には、優佳さんが『FRaU』の公式ウェブサイトでインタビューに応じた。 《離婚をするのは、事の顛末を見極めてからでも遅くはないと思うようになったのです》
“即時離婚は許した妻”優佳さんと瀬戸はどのような話し合いをしているのか? 帰宅した優佳さんに取材を申し込んだ。
――瀬戸さんとは今後の話し合いはされているのでしょうか?
「……取材でしたら事務所を通じてお願いいたします」
それだけ語り、自宅へと入っていった優佳さん。かつて左手薬指に光っていた結婚指輪も外していた。
年内の活動停止処分が下された瀬戸。水泳連盟の担当者は言う。
「競技に参加できないだけではなく、五輪強化選手などが利用するナショナルトレーニングセンターの使用も停止されています」
瀬戸は自宅で逼塞状態にあり、練習も行っていないという。
「瀬戸選手が少しでも汚名を返上するためには、来夏に開催が検討されている東京五輪で金メダルを取るしかないと思います。しかし彼がトレーニングを再開したという話は聞いていませんし、何カ月も練習しない状況で、金メダルを取るのは絶望的でしょう」(競泳関係者)
競泳選手とトレーニングについて、ミュンヘン五輪100m平泳ぎ金メダリストで鹿屋体育大学名誉教授の田口信教さんはこう語る。
「一般的に現役選手は午前中に2時間、午後に2時間は練習します。3日間水に入らないと違和感を覚えるほどで、数週間も休んだとすると、筋力や感覚を取り戻すのに、かなりの日数を要します。
考えづらいですが、本当に瀬戸選手が3カ月も練習をしていなかったとすれば、現役選手とは呼べない体の状態になってしまいます。
年明けから練習に復帰したとしても、五輪で結果を残すのはまず厳しいでしょう。復活のポイントになるのは2点です。いまはプールで泳いでいないにしても、室内でのトレーニングはきちんと続けているのか? そして気力は充実しているのか? ということです。
まだ気力の充実が継続しているのなら希望は残っています。そのためにも“支えてくれている家族を自分が守る”、という自覚を取り戻す必要があると思います」
本誌が取材を申し込んだ数日後の12月13日、優佳さんは自身のインスタグラムに、温泉旅行での浴衣姿の写真を投稿。しかし夫が同行したかについてはふれていなかった。
はたして瀬戸選手が妻との絆を回復し、再びプールで笑顔を見せる日はくるのか。
「女性自身」2020年12月29日号 掲載