《内定までの5年は、私たちの時よりも長い期間になり、二人の意思を確認するのには十分な時間であったことと思います。私たちは、その二人の意思を喜んで尊重いたしました》
これは’17年9月、眞子さまと小室圭さんの婚約内定に、秋篠宮ご夫妻が贈られた祝福のお言葉だ。それから4年あまりーー。ようやくお二人の結婚が実現しようとしているものの、お祝いムードとは言い難い。
宮内庁は10月15日、結婚までの日程を公表。小室さんは10月18日に眞子さまと再会し、秋篠宮ご夫妻に結婚の挨拶をした。
上皇ご夫妻への挨拶は、結婚前日の25日となる。皇室ジャーナリストの渡邉みどりさんは、美智子さまのご心痛を慮る。
「美智子さまご自身、結婚当時は平民であることを理由に批判され、また平成のはじめには失声症になられるほど傷つかれたことがありました。それだけに、いまの眞子さまに寄り添いたいというお気持ちでしょう」
天皇皇后両陛下と上皇ご夫妻には、眞子さまがお一人で挨拶される。小室さんが秋篠宮ご夫妻以外の皇族方に面会する予定はない。
「秋篠宮さまは小室さんを“皇室が認めた結婚相手”として扱わないように徹底なさっています。10月26日の記者会見も、婚姻届の提出後、眞子さまが皇室を離れて一般人の『小室眞子さん』になられてから行われます。さらに、会見の費用は新婚のお二人が負担します。ニューヨークでの新婚生活に向けて準備しているお二人にとって、手痛い出費になるはずです」(皇室担当記者)
複雑性PTSDと診断された眞子さまだが、二人そろっての会見は眞子さまのご希望だという。しかし、秋篠宮さまは皇室関連施設の使用を許さず、眞子さまと小室さんは都内のホテルを自費で確保することになったのだ。
■元婚約者から“攻撃”されたと主張も
“けじめ”をつけさせようとする秋篠宮さま。ただ、この戦略は裏目に出てしまいかねないと、宮内庁関係者は語る。
「皇室ではなく“小室夫妻”主催の会見となれば、もはや宮内庁が会見での発言を事前に指示することはできないでしょう。小室さんがいまさら、国民の“納得と祝福”を求めて釈明するとは思えません。そもそも、金銭トラブルについての説明は済んでいるというのが、小室さんのスタンスだからです。むしろ“私こそが被害者”と、堂々と主張する可能性も否定できません」
今年4月、小室さんは4万字を超える長文の説明文書を発表。あまりに長すぎる文書に世間の評価は芳しくなかったが、宮内庁長官は「非常に丁寧に説明されている印象だ」と評価。「事実関係と経緯について理解ができた」と“お墨付き”を与えたのだ。
そして、この文書の中で小室さんが強調していたのが、元婚約者・X氏と、X氏の証言とされる記事を載せる週刊誌への不信感だった。
小室さんは《話し合いが終わっていないのにもかかわらず元婚約者の方の一方的なお話が記事になったこと、更にその内容の多くが残念ながら事実ではなかった》と主張。さらに、X氏への疑念を綴っている。
《事実でないかつ侮辱的な内容のものが見られたことで、私や母の恐怖は倍増しました。ここまでの攻撃をされるというのは、ご真意とされているもの以上のお考えがあるように思えてなりませんでした》
X氏の発言を“攻撃”と表現していた小室さんだが、体調不良の佳代さんに代わって、X氏と対話をする意向を示している。
「一方でX氏はあくまで金銭トラブルの当事者である佳代さんとの面会を望んでおり、話がまとまるかは不透明です。小室さんも、当初は『貸したおカネは返してもらいたい。ただ、それだけ』と語っていたX氏が佳代さんとの面会を要求してきたことで“ゴールポストを動かされた”と感じているようです。お互いに疑心暗鬼になっている状態なのです」(前出・皇室担当記者)
金銭トラブルについて、国民の納得する説明はあるのかーー。