「お2人の間では30歳ぐらいまでに結婚したいというお気持ちがあり、眞子さまと小室さんは今年の10月で30歳を迎えます。さらに、小室さんが法律事務所への就職が内定し、ニューヨークで結婚生活を送れる目途が立ったことが大きかったのでしょう」(皇室ジャーナリスト)
秋篠宮家の長女・眞子さま(29)と小室圭さん(29)が、年内に結婚される方向で準備を進められていることがわかった。婚約や結婚にともなう儀式はおこなわれず、皇室を離れる際に支給される一時金(約1億3000万円)も受け取らない意向だという。
明治天皇の玄孫で政治評論家の竹田恒泰氏は、「一時金は警備費用の前払い金であり、それを受け取らなければ安全が十分に確保されない可能性がある」と指摘する。
問題は警備だけにとどまらない。眞子さまは皇族出身者として、離脱後も品位を保持することが皇室典範では求められている。一時金を受け取らず、新米法律家の小室さんの収入だけでお2人は暮らしていけるのか。
「問題ない」と話すのは、ニューヨーク州弁護士のリッキー徳永氏だ。
「アメリカ全体の平均でも、1年めの弁護士で年収は1500万円を超すといわれています。ニューヨークなどの大都市になると、1800万円を上回る可能性があります。おそらくお2人は警備がしっかりしていてドアマンもつく、家賃50万〜60万円程度の高級コンドミニアムのようなところに住むことになるでしょう」
日本から離れたい思いもあるのか “強行” にも見える眞子さまの結婚。ここで気になるのは、姉の意志を一貫して支持してきた妹の佳子さま(26)の将来だ。
「高円宮家の久子妃殿下は『恋愛と結婚は別』とお考えのようで、実際に次女の典子さん(33)も三女の絢子さん(30)も、結婚相手のご両親と久子妃殿下は親しく、親同士が主導してのご結婚となりました。
他方、眞子さまと小室さんの場合は、両家はもともと知り合いではないですよね。ただこれは、大学時代に出会われた秋篠宮殿下と紀子さまも同じ。そのため両殿下は眞子さまにも、ご自分たちのように『学生のうちに相手を見つけておきなさい』とおっしゃっていたといわれています。
しかし今回の件で、秋篠宮家は佳子さまのご結婚について方針を変えざるを得ない、すなわち両殿下の意向を重視せざるを得なくなるでしょう。佳子さまのご結婚は、本人の意思どおりとはいかなくなる可能性があります」(別の皇室ジャーナリスト)
前出の皇室ジャーナリストも口を揃える。
「秋篠宮家は結婚のお相手に、家柄や高収入といったことは望まれておらず、安定した職業についていればよいとのお考えで、厳しい条件は設けられていませんでした。
でも今回のことで、国民に祝福されない結婚は避けたいとお考えになるでしょう。皇室は国民からの尊敬と親しみで成り立っているもので、このような結婚が続くと信頼を失ってしまう可能性があります。
佳子さまのお相手は国民の多くが納得する方である必要があり、自由な恋愛による結婚は難しくなったといえます」
もうひとつ、結婚への足かせとなるのが皇室典範問題だ。歴史家で、皇室研究者の高森明勅氏が懸念を語る。
「眞子さまが皇室を離れると、皇族がまた一人減ってしまう。皇室のあり方を議論している有識者会議では、皇族の養子縁組を可能にして、旧宮家の男系男子を皇籍取得させる案と、女性皇族が結婚したときに、皇族の身分に留まることを認める案が議論されています。
しかし、後者の場合、夫は皇族になれないうえ、国民としての権利や自由は守られるのかという問題が生じる。こうなると、ただでさえプレッシャーを感じるのに、皇族との結婚を望む一般男性はいなくなりかねません」
佳子さまは「結婚は当人の気持ちが重要」と、眞子さまのことをかつて文書に綴られていた。思いが実現する日はくるか。
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