8月8日(日)に終了する東京オリンピック。コロナ禍での開催の是非はともかく、日本選手の奮闘と予想を上回るメダルラッシュに注目が集まった。
その裏では、「選手村にいるオリンピック選手とマッチングしてデートする」目的で世界最大級の出会い系アプリ「ティンダー」による “熱戦” も盛り上がりを見せていた。
「自称選手という多くの男性とチャットをしました」と語るのは、都内在住の30代女性。「ティンダー」は月額1200円で「ティンダープラス」会員になると “パスポート” というプレミアム機能が利用可能。
選手村のある東京都中央区晴海5丁目を登録すると、その場所にいるユーザーとマッチングでき、マッチすればチャットもできる。
「プロフィール画面を見ると、水泳選手らしいマッチョ外国人や、『オリンピックアスリート』の肩書の男性が大量に出てきますね。
出会い目的というよりも、フェイスブックのようにSNSとして使っているのか、インスタなどへのリンクがある人も多く、いわゆる “お忍び感” はナシでした。
何人かやり取りしたんですが、『もう試合は終わった』と情報ダダ漏れの人や、直球ナンパ師みたいなのもいました(笑)」
とはいえ、プロフィールでオリンピックアスリートと書いてあっても、実際に選手かどうかはわからない。
「マッチングしたドイツ人男性からメッセージ。最初からエロい質問を投げかけてきて、WhatsApp(アメリカのメッセージアプリ)に誘導されました。
WhatsAppでつながった後は、ボイスメッセージがいくつか届きましたね。声はエロかったです。
ティンダーのチャットでは写真などを添付できなくて、選手村の部屋の写真を見たいと言っても相手は送れないんですよ。オリンピックが終わったらデートしよう……みたいな感じで終了。
ただ、最後まで種目は教えてくれず、アイコンの感じからしても、選手じゃなくてスタッフかもしれませんね(笑)。
別でマッチングしたKという人は、プロフ画像が自撮りでNHKなどの報道陣も映っていましたから、選手なのかな。他にもメキシコ人や、コロンビア人がメッセージの返事をくれるなど、オリンピアンはフレンドリーだなっていう印象です」
50代の男性も同じようにティンダーナンパにトライしたが、こちらはチャットにすら持ち込めず。
「女子選手のハードル高いです(笑)。そもそも婚活用に作ったアカウントなんで、おじさんである私の自撮りがプロフィール画面ですから、マッチングさえできませんでした。
イケメンの画像を拾ってきて、年齢も偽ればイケるかもしれませんが、ティンダーって登録情報の修正ができないんですよね。選手ナンパ用アカウントを作っておけばよかった(笑)」
運よくマッチングできたところで、こちらは選手村内には立入禁止、選手のほうも自由な外出は不可能。直接会うのは五輪プレーブック違反となり、永久出場禁止などの重い処分が下る。
現状、「リアル対面」は困難なわけだが、閉会式後なら…今のうちにアポを取っておいて、大会後にやらかす選手が出てこないともいえない。「来週、六本木でアスリートとデート」なんてことも実現するかも。夜のオリンピックはこれから開幕!?
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