五輪貴族のくつろぐVIPラウンジがコロナ禍と思えぬ豪華さだった!ボランティアは弁当1つで灼熱地獄
「世界一お金のかからない五輪」
「7月10日放送の『報道特集』(TBS系)で、東京五輪をめぐって国際スポーツ団体のために法外な経費が使われていると報じられました。特に注目されたのが、各国の競技団体を統括する国際競技連盟(IF)のために用意された『IFラウンジ』の存在です」(社会部記者)
「通常、このラウンジには関係者以外は近づけないようになっていますが、柔道の試合がおこなわれた日本武道館のラウンジだけは、誰でもラウンジの前まで行けるようになっていたんです。
「スーツ姿の男性たちが丸いテーブルを囲んで、しかもノーマスクで試合をモニターで観戦していましたよ。食事はビュッフェ形式のようですが、給仕係なのかミニスカート姿の女性が頻繁に出入りしていました。
「ボランティアは基本的に交通費支給のみで無給。炎天下で何時間も立ちっぱなしのときもあるのに、用意されるのは、パンやおにぎり、よくてチキン南蛮弁当程度です」(スポーツライター)
「7月23日の開会式の際、スタッフやボランティアに用意された弁当など約4000食が廃棄されたことが問題になっていますが、『見るからにまずそうなので手をつけなかった』と言っているボランティアもいましたね。
「こうした部屋は『ホスピタリティ・ルーム』と呼ばれ、各競技団体の国際連盟の会長や理事が、IOCの幹部らと話をする場でもあります。今後の五輪のあり方や、各競技のあり方などをよりよくしていくという意味で、次回以降の大会運営のためには必要な社交場ですよ。このラウンジは、慣例としてこれまでも用意されてきましたが、今回は、コロナもあって縮小路線にしていると思います」
「五輪貴族」たちが涼しい顔でスポーツ観戦する裏では、灼熱の日本の夏はまだまだ続く――。
(週刊FLASH 2021年8月17・24日号)