9月26日、テネシー州ナッシュビル警察は、トーマス・ヘンシュオール・ジュニア容疑者(37)を逮捕したと発表した。逮捕されたとき、容疑者のトラックには、母親(60)の遺体が隠されていた。
報道によると、母親が自殺したのは先週末のことだという。あわてた容疑者は、交際中のガールフレンドに電話をかけると「母親の遺体を森で見つけた」と説明した。
土曜日の午前8時30分、2人は遺体をどこか別の場所に移動させようと、防水シートでぐるぐる巻きにして走り出した。走行中、いつものようにガソリンスタンドで給油し、お腹が空くと、食事をとった。
午後5時ごろ、州内の医療センターに到着したが、営業時間が終わっていることがわかり、再びドライブを再開。
最終的に2人がたどり着いたのは、州都ナッシュビルにある大病院だ。ここで遺体の存在が発覚し、容疑者は逮捕された。遺体発見の報告を怠り、証拠を改ざんした2点が罪状に並び、保釈金は900万円とされた。
警察の調べに対して、容疑者は「自分の真横で母親が銃を使って自殺した」と、ガールフレンドへの説明と食い違う内容を話している。捜査員の問いかけに黙秘する場面も多いことから、今後も追及が続く見込みだ。
この奇妙な出来事を受けて、ネットではさまざまな声が集まった。
《あまりのショックで正気じゃなくなってしまったのかも》
《遺体を病院に運んでどうするつもりだったのだろう》
《まさにクレイジーだ。怖い話だよね》
遺体を乗せたのんきなドライブは、およそ200キロに及んだ。2人は車内でどんな話をしていたのだろうか。
写真・ナッシュビル警察
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