新型コロナウイルス感染拡大防止のためのイベント人数制限緩和を受け、プロ野球の横浜DeNAベイスターズは19日、横浜スタジアム(横浜市中区)で行われた読売ジャイアンツ戦から、主催試合の観客数上限を5千人から1万6千人に引き上げた。開幕前に完成した左翼スタンド上段の「ウィング席」も開放。ファンの熱気に後押しされたチームは7─1で快勝した。
観客数増員による追加チケット販売をオンラインで開始したのは2日前。感染予防のため窓口販売は行わなかったが、1万3106人が詰め掛けた。来場者は距離を空けて座り、リモートでの鳴り物に合わせ拍手で選手を鼓舞。試合後は座席ブロックごとに順番を守って球場を離れた。
左翼ウィング席で応援した同市栄区の会社員市川智央さん(42)は「やっぱり生で選手たちを見られるのはいいですね」と笑顔。今季はテレビ観戦にとどめていたが、制限緩和を受けてチケットを購入した。「巨人が独走しているけど、逆転優勝を信じています。今度は家族を連れてきたい」と話した。
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