横浜DeNAの森敬斗内野手(19)が、オリックスの紅林に対抗意識を燃やしている。故郷は同じ静岡で、高卒2年目の遊撃手と共通点は多い。
日本シリーズ全6試合にフル出場したライバルの活躍をたたえつつ「悔しい気持ち。自分も頑張らなければ」と、来季の開幕スタメンの座を狙う。
森は少年野球で紅林と何度も対戦し、「打撃がすごい」と意識する存在だった。高校の日本代表合宿で再会し、ともにプロへ。今季44試合の出場にとどまった森に対し、紅林はレギュラーを獲得し、日本シリーズでは打率3割1分8厘と好成績をマークした。
秋季トレーニングで石井新コーチから基礎技術をたたき込まれた森。打撃では「もう少し打率を残せるように」とコンパクトなスイングを体に染み込ませた。課題の守りも「間を取って右脚でボールを捉えることを教わった。いい感覚」と手応えを口にする。
ヤクルトの奥川やロッテの佐々木朗ら、今季輝きを放った同期入団は他にも多い。ハマの若きスピードスターは「同世代には負けたくない。来季は1年間レギュラーを張りたい」。
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