横浜DeNAを自由契約になった飯塚悟史投手(25)が今季限りで現役を引退することが19日、球団関係者の話で分かった。「やるべきことはやってきた。悔いがないわけではないが、野球ができる場所がなければやめるのが一番」と周囲に話しており、球団職員として第二の人生を歩み出す予定だ。
新潟・日本文理高からドラフト7位で2015年に入団。最速151キロを誇る大型右腕は17年8月30日の中日戦(ナゴヤドーム)で初勝利を挙げ、先発ローテーションの一角として期待されてきた。
しかし、度重なる肘の故障に苦しみ、「与えられた仕事で首脳陣の信頼を勝ち取っていきたい」と19年シーズンからはリリーフとして生き残りを懸けてきた。落差の大きなフォークボールの回転数は、ソフトバンクの千賀と並ぶほどの武器の一つだった。
ここ2シーズンは1軍登板がなく、今年8月には右肘のクリーニング手術を受けた。12月8日の12球団合同トライアウト(入団テスト)では最速144キロを記録。決め球のフォークで三振も奪ったが、獲得オファーは届かなかった。プロ7年間で23試合に登板し、2勝10敗、防御率5・29。
また、球団から戦力外通告を受けていた笠井崇正投手(27)も現役を退くことを決めた。
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