35%アップの提示額にも、レギュラー奪取を掲げていたプロ2年目の横浜DeNA・森は「結果が出ずに悔しい思いをした。来年につなげられるように準備したい」と浮かれることはなかった。
7月10日に昇格すると、昨季の8試合を大きく上回る44試合に出場。
打率1割9分4厘、5打点、4盗塁、6失策と攻守で厳しい現実を突き付けられた。「ゲームの中で一つのプレーに対する重みや責任を感じることが多くなった」。秋季トレーニングでは石井野手総合コーチと会話を重ねながら、基礎技術を体に染み込ませた。
3年目の来季こそ遊撃手のポジションを不動のものにする覚悟だ。2年契約を結んだベテラン大和について、「越えていかないといけない壁。しっかり意識して負けないように頑張りたい」。
来年1月に20歳となるスター候補は増額分の使い道を問われ、「社会人として時計を買いたい」。新たな気持ちで勝負のシーズンに挑む。
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