神奈川新聞のツイッター(@Kanaloco_bay18)で実施した9月の月間MVPに、梶谷隆幸外野手(32)=写真=が選出された。9月は42安打をマークし、球団月間最多安打を更新。さらに、7度の猛打賞は2007年8月の金城龍彦(現巨人コーチ)に並んだ。リーグトップの月間打率3割7分8厘で、投票総数の半数以上を集めた。
普段は表情を崩さない背番号3が、二塁上で右拳を静かに突き上げた。9月30日のヤクルト戦。六回2死二塁の第3打席で左中間への適時二塁打を放った。パチョレック、佐伯貴弘に並んでいた月間最多安打記録を1上回る記念の一打に、「偉大な先輩たちを越えることができて感無量です」と喜びに浸った。不動のリードオフマンには、惜しみない拍手も降り注いだ。
9月はリーグ3位タイの出塁率4割2分7厘を誇り、同1位の25得点を挙げた。ここまで両リーグトップの73得点。「1打席も無駄にしないように」とシーズン序盤から打席でも粘りを見せており、3シーズンぶりに規定打席にも到達。プロ14年目で過去最高のパフォーマンスと言えるだろう。
ツイッター上には「攻守ともに素晴らしい活躍。球団新記録達成はすごい」などのコメントが寄せられた。全2214票のうちの規定打席に到達した主将佐野が31%を得票し、23日の阪神戦で今季チーム初完封を飾った上茶谷が10%で続いた。
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