横浜DeNA2-5ヤクルト
力投のエースが浮かばれない。後半戦初白星を期した横浜DeNAの今永は6回を2安打1失点にまとめたが、打線は九回に桑原の2ランで零封負けを免れるのがやっと。7月14日以来の勝ち星をつけることができなかった。
背番号21は序盤から飛ばした。
最速150キロの直球とチェンジアップを両サイドにテンポ良く投げ込み、四回まで一人の走者も許さない。唯一の失点も五回1死満塁から併殺崩れの間に許したもの。駒大時代から東都リーグでぶつかった同学年の原に一歩も引かず、「彼にもヤクルトにも負けない」という思いがほとばしった。
打撃でも先陣を切ろうとした。五回に左前へ運んだ鋭い打球を相手が後逸し、一気に三塁を狙った。好返球に阻まれたが、ヘルメットをたたきつけて悔しがった姿は勝利への執念だ。三浦監督も「気持ちが出ていた。(投球への影響は)感じなかった」と話した。
ただ、看板の超重量打線に火が付かない。得点圏に走者を進めた4度の機会を生かせず、この3連戦で一度も適時打はなかった。桑原は「次戦以降は早い段階から投手陣を援護できるようにしたい」と野手陣の思いを代弁した。
31日の広島戦で6月6日以来、約3カ月ぶりにハマスタに帰還する。「これだけ長く離れることはなかった。気持ちを新たにやっていけたら」と三浦監督。待ちに待った本拠地で、爆発する打線を見せてほしい。
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