横浜DeNA4-4巨人
ワンマンショーが一瞬にして暗転した。
横浜DeNAの先発・今永=資料写真=は六回まで2安打8奪三振、失点は初回のソロ本塁打だけ。「前回よりもストレートの走りは良かった」。巨人打線をほぼ完璧に封じていた。
3点リードの七回だ。1死二塁で対するは、日本ハムから移籍後初先発の中田。初球、内角の144キロを振り抜かれ、打球は左翼席上段へと吸い込まれた。
初打席は見逃し三振、2打席目は二飛。勝負球はいずれも膝元を突く真っすぐだった。3度目の対戦は昨季のパ・リーグ打点王にきっちりと捉えられた。今永は「失投ではなかった。でもあの1球はもったいなかった」。
まだ1点差。ただ、乗せてはいけない打者の一発に気落ちしたのか、続くウィーラーにも1球目、浮いたチェンジアップをスタンドへ運ばれた。エースとして踏ん張ってほしい場面だったが、三浦監督は「もう一つ(間を)空けていれば…。ベンチのミス。申し訳なかった」と悔しさをにじませた。
東京ドームで3年ぶりの3連勝はならなかった。とはいえ、投打が安定し、上位の阪神、巨人に3勝2敗1分けと互角以上の戦いを繰り広げた。「連敗スタートも選手たちが食らい付いてくれている。この流れを週明けも続けられるように」と指揮官。士気高く、大阪へ乗り込みたい。
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