横浜DeNAの新人合同自主トレーニングで、ドラフト2位の徳山壮磨投手(22)=早大=が同1位の小園健太(18)=市和歌山高=ら〝後輩〟を引っ張る意気込みを見せている。横須賀市夏島町の2軍施設「DOCK」で行われた9日の練習後、取材に応じ、「年上なので元気を出して先頭でしっかりやっている」と自覚を口にした。
大阪桐蔭高、早大を経て入団。レベルの高い環境でプレーしてきた地力を見せつけた。ドラフト1位の小園らと同組で走った短距離ダッシュでは常に先頭を譲らない。
体調は万全といい、8日の練習後は一人で2時間ほど肩のトレーニングなどを行った。「これでしんどいと言っていられないというプライドもある」。そう言って笑う頼もしさも備える。
「球種を増やすことも大切だけど、基本をつくっていきたい」と徳山。直球に重きを置き、理想とする「力感なく脱力した感じでもバッターが差し込まれるような強い球」の追求に意欲をのぞかせた。
開幕1軍を目標に掲げ、「自分のやるべきことは明確になっている。しっかり継続してやっていければいい」。プロの舞台でも浮足立つことなく、日々の鍛錬を積み重ねていく。
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